2007年4月20日
2011年のネット広告費は7500億円を超える見込み
電通総研の調べによると、2011年のインターネット広告費は、全体で7558億円に成長する見込みだと発表がありました。以前、電通が発表した昨年(2006年度)のインターネット広告費(3630億円)の約2倍にあたります。
分野別の内訳は、バナー広告、Eメールなどの金額固定型の広告費が4009億円。検索連動型広告が2265億円。モバイル広告が1284億円。成長金額は固定ネット広告。成長率はモバイル広告が高いが、シェアの伸びは検索連動型広告が最大になります。
固定ネット広告費は、動画コンテンツ視聴が一般的となり、また、広告主によるネットマーケティングの認知が広がり、広告予算も増加。ターゲティング広告などによる広告単価の向上も成長に貢献すると見られています。
モバイル広告の成長の要因としては、パケット定額制契約が一般ユーザーに広まり、モバイル広告の閲覧機会が増えることが成長の要因。2006年より、各キャリアが検索エンジンを採用したことで、モバイル検索連動型広告の成長も期待されています。
検索連動型広告は、リスティング広告に加え、コンテンツマッチ広告や、地域単位での広告予算が活性化していく見込み。OvertureもAdwordのように広告表示システムが変更になりますし、地域にマッチした広告の出稿は活発になりそうです。
私のお客様に、地域密着型の美容院を経営されている方がいらっしゃいますが、先日、リスティング広告とSEO対策を行ったところ、訪問数、検索数が約2倍に伸びました。
「地域名+美容院」での検索で、サイトに訪れるお客様は、その美容院のことを良くしるためにページを多く閲覧するため、1人あたりのPV数が多く、サイトを良くみていただけているようです。今後、ランディングページから、ユーザー閲覧の導線を調査し、来店数を増やしていく必要はありますが、全国展開している企業だけでなく、地域密着型の企業にも、有効な広告に育ってきているなと感じました。
- by スタッフ
- at 09:43