2007年6月27日
ミスコミュニケーションを減らす〔研修に行ってきました〕
少しWebとは離れた話題になりますが、私が尊敬して止まない伝説の営業マンY氏(世界で6%しかいないMDRTの会員)に進められ、PCMという研修に行ってきました。
PCM(Process Communication Model プロセスコミュニケーションモデル)はアメリカで生まれ、心理学・行動科学に基づいた自分を知る為のメソッドです。
もとは、フロイトやユングの流れで、交流分析(Transactional Analysis)の権威であるエリック・バーン博士のコンセプトからテービー・ケーラー博士という方が発展させたそうです。
性格の違いによって起きる、ミスコミュニケーションを減らして、自分の特徴や、長所、短所を理解し、自分を受け入れられるようになるだけでなく、対人関係も飛躍的に向上させようというコンセプトで行なわれています。
その中で提唱しているのは、人は6つのパーソナリティタイプ(性格の要素)を持ち合わせていて、それらの組み合わせによって、個性が生まれているということです。
男性に多いのがワーカホリック(論理・思考型)というタイプで、女性に多いのがリアクター(感情・フィーリング)というタイプだそうです。詳しくはこちら。
タイプの違いによって起こるミスコミュニケーションの例を上げます。
〔悪い例〕
妻「頭がいたい・・・」
夫「いつから痛いんだ?」「熱は何度?」「病院いったのか?」
という質問攻め。(問題解決のためのデータ収集)
〔良い例〕
妻「頭がいたい・・・」
夫「大丈夫かい?マイハニー!」
という気遣い。(情をかけるということ)
だ、そうです。
夫は、悪気は無く、風邪という問題解決をするために、質問したのですが、妻に必要な話し方(コミュニケーション)は、気遣いということでした。
これは、相手が同じタイプ(ワーカホリック)であれば、問題ないコミュニケーションなのですが、(相手がリアクターという感情・フィーリングのタイプの場合は、相手と同じ感情やフィーリングから話を始めることで、受け入れられるようにするということでした。
半信半疑で進めていた研修だったのですが、タイプを知れば知るほど、ミスコミュニケーションが起きていることを実感しています。
ミスコミュニケーションはキャッチコピーなどに置き換えても言える事で、女性向けの商品なのに、男性的なメッセージがあったりすることがあります。ターゲットの性格を考え、適した表現(コミュニケーション)を行なえるように、もう少し研究をしたいと思っています。
ちなみに、上にあげた例そのままを、僕は家で体験していました。
- by 高畑卓
- at 22:58