2007年7月10日
できないから入る
最近、「夜王」という漫画を読みました。
この本は歌舞伎町のホストの話を元に構成されており
TOKIOの松岡主演による、ドラマ化にもなった漫画です。
漫画とWeb?一見つながりが無いようですが
現在、携帯電話で見る漫画がはやりだしています。
小額から閲覧が可能で、ダウンロードしだすと、続きが読みたくて
次々とダウンロードしたくなるというある種の中毒性のあるコンテンツです。
Googleブック検索では、著作権の保護期間が切れた約12万冊が実際にPC上で
閲覧が出来ます。
このように、紙がWeb上でも見ることが出来るという流れもすでにおきてきています。
しかし、本日のお題は違う事です。
私自身、色々なビジネス本や書籍を読みましたが、最近響いた言葉が
漫画にありました。
「出来ないから入るのはやめなさい」です。
作中の登場人物(社長)が部下に対して言う言葉なのですが
これはWeb業界に限らず、ビジネスをする上で当然であるべき事ですが
出来る人は少ないのが現実なのかなと思います。
「出来ません」と否定的にいきなり言うのではなく
「どうしたら出来るようになるのか」
を考えて仕事をするのが当然な事だと思います。
かといって、今かかえているAとBをの仕事を放棄すれば「出来ます」などは愚かな事であり
自分の仕事をどう、効率化すれば、可能になるのか
相手の事情も考え、多少残業すれば出来るのか、もう一人協力してもらう事で出来るのか
仕事はあるのが当然です。
また、受ける側だけでなく、依頼する側も、十分注意しなくてはいけません。
そこで、一つ、「チャンクアップ/ダウン」という技法をご紹介します。
これはセルフコーチングで使われる方法です。
言葉にすると一見簡単そうに見えます。
・チャンクアップ
細かい問題をテーマごとにちょっと大きな塊に分類する事
・チャンクダウン
大きな塊をほぐしていくつかの小さい塊にする事
具体的に例をあげてみます。
AさんがBさんに対してコーチングを行うと仮定します。
A「Bさんの好きな事は?」
B「外出とかアウトドアかな」
これはチャンクアップです。
A「それはどういう時に好きだなと思う?」
B「いろんな街を歩いていたり、友人とスポットの話をしている時とか
そういう時間が好きかな」
これはチャンクダウンです。
A「じゃあ、そういうのがBさんの強みになるんじゃない?」
B「活発で、最新の情報収集とかかな」
これはチャンクアップです。
実際に行うと中々難しいですが、大きな話題になり、それを掘り下げ、また大きくまとめる。
この繰り返しが全て良い訳ではありませんが
物事において、こういった事を行う事で、見えにくかった事が
見えてくるケースも増えてくると思います。
- by 佐藤司
- at 10:37