2007年10月 2日
問合せに辿りつかないユーザー
アクセスログ解析をする中で、どの企業も行われることが
「コンバージョン」の分析だと思います。
自社で成果と考える「ユーザーの行動」をおこす地点から
深堀りして調査する。
「ユーザーの行動」とは
・商品購入
・資料請求
・問合せ
・特定ページの閲覧
など、企業のWebサイトの目的によって異なってくる部分だと思います。
その「ユーザーの行動」を分析する企業様は数多くいらっしゃいますが
逆の「コンバージョンに至らなかったユーザー」の動きを調査する事も非常に重要です。
前者を「良い所を伸ばす」施策としるならば
後者は「悪い所を治す」施策となります。
なぜ、コンバージョンページにたどり着かなかったのか。
それを調査するためには、コンバージョンページを踏んでいないユーザーで
絞込み、更にそこから分析を進める必要があります。
分析の段階で、問題となるページ、いわゆる「課題ページ」
が浮かび上がってきます。特定のページでの離脱率が高いというページです。
このページを再度調査し、ペルソナ法などを使い
”なぜ”と仮説をたて、課題ページの修正を行う必要があります。
また、同時に、特定のページからTOPに戻って離脱するユーザーも
同じように離脱率の高いユーザーとして考えられます。
TOPに戻ってしまって、離脱するケースの場合は
TOPから逆引きで、調査を行うのも重要な事です。
「最終的にTOPに戻ってくる前のページ」
についても、非常に重要な課題ページとして考えられます。
上記に2つの視点をご紹介しましたが
他にも複数の角度から、課題ページについて仮説を立て
修正箇所を特定し、実施&測定を繰り替えす事が
サイト全体でのコンバージョンアップに繋がる方法です。
- by 佐藤司
- at 13:25