2007年12月13日
アクセスログの見方【応用編 その2】
弊社のお客様で、ベッドやソファなどのインテリア家具を販売している
企業様がいます。
その企業様のWebサイトでは、"販売=売上"ではなく
販売=招待
でした。
それは主催の販売展示会へユーザーを誘導するのが目的のサイトでした。
SEO対策を行い、ビッグワードでも上位に表示され、
集客サイトを別で立ち上げてみてと、様々な施策を実行されましたが
思うような成果があがりませんでした。
その悩みを抱えて、弊社へご相談いただき
弊社ではアクセスログ解析を実施しました。
来訪しているユーザーの数は、少なくはありません。
キーワードを調査しても、企業が望んでいるキーワードでユーザーが訪れています。
滞在時間を調べても、特段悪いデータではありませんでした。
では、どこに課題があったのかというと
目的の"ミスマッチ"だったのです。
ユーザーは検索行動を行ってきています。
その検索行動が、ユーザーにとって商品を「見たい」だったのです。
アクセスログ解析を調べても、製品情報コンテンツのPV数、滞在時間数など
他のコンテンツよりも、良いデータが出ていたことはお客様もご存知でした。
しかし、弊社がサイトを見てみた所、製品情報からの展示会への
導線が弱かったのです。
リンクが無いわけではなかったのですが、ユーザーの目的行動の途中になかったのです。
常にページの右上や、下にあるのではなく
↓(クリックできません。)
実際にこの商品を試すことが出来ます >>展示会招待券をもらう。
と、ユーザーが商品を見て、調べている後には、試してみたいという心理状態になると
仮定し、テキストリンクを設置いたしました。
その結果、イベントへの来場者数が倍増したという事例がございます。
アクセスログ解析をみて、分析する際に、重要な事で
抽出されたデータのみを見ていては、分析は出来ません。
実際に、そのデータ結果と、Webサイトを見比べて
その上で仮説とデータを付け合せていく作業が必要になります。
アクセスログを見ている、実施している = Webサイトを忘れるべからず!
ジェイコスではアクセスログ解析と中心としたWeb戦略のコンサルティングを
行っております。
課題解決の第一歩にまずはご相談ください。
ジェイコスへ相談する ←別ウインドウで開きます。
- by 佐藤司
- at 11:54