2007年12月 4日
Webサイトの画面サイズ その2
以前、ブログの記事でWebサイトの画面サイズとう記事を
書かせていただきました。
今回は、Yahooのリニューアルまであと1ヶ月をきったという事で
第2弾をお送りいたします。
Webサイトの画面サイズの歴史から、今後の主流が変わってきているという事には
以前触れておりますが、正直Web業界、Yahooがスタンダードな事は否めません。
来年以降急速に、画面サイズの変更が行われるかもしれません。
そこで、画面サイズを考える上で、必要な事の一つ、
【ブラウザのサイドバー】についてです。
ブラウザのサイドバーとは、ブックマーク機能や、検索、履歴を常にブラウザで
表示させておく機能になります。
IEであろうと、Firefoxであろうとこの機能は実装されております。
今までのブラウザは"IE6"が主流でした。
今でも、私はIEを標準で使う場合は、IE6を使っております。
(IE7は検証で、実際に常に使っているのはFirefoxです。。。)
IE6ではサイトバーについては、一度開くと、ブラウザを閉じた後に
ブラウザを再度開いても、開いた状態を維持するという仕様になっておりました。
ですので、画面サイズが大きいユーザーでも、サイドバーが開いてしまう為
横スクロールが発生し、ストレスを感じてしまうために
700pix前後が主流となっておりました。
しかし、IE7については、サイドバーを維持"しない"仕様になっております。
つまり、設定を変更しない限りは、サイドバーを開いていても、
ブラウザを開きなおすと、サイドバーを維持しない仕様になっております。
では、その仕様変更によって何が劇的に変わったかといいますと
・一般ユーザーの大半がブラウザはIEを使用しております。
・一般ユーザーの大半が、インストール時の標準仕様で使用します。
・毎回毎回、サイドバーが閉じてしまう仕様なので、設定をせずに
そのまま放置してしまう。
結果、サイドバー開かないユーザーにとっては800pixを超える
Webサイトであっても、なんら問題のないWebサイトとして表示される事になります。
あくまで、自ら設定を変更したりするユーザーにとっては
横スクロールが発生するとかなりストレスになりますが
ターゲットをコンシューマーを想定した場合に、身近な周りのユーザーが
どれだけPCの設定を調整するでしょうか。
やはり多くのユーザーが標準インストールのままではないでしょうか。
一般ユーザーに定着してくれば、Webの主流もまた
進化していくと予想されます。
今後制作するWebサイトの横幅については
・ターゲットをよく想定する
主流に流れるのではなく、良く自社のサイトについて
考察し、分析し、その上で、Webサイトのサイズを決定しましょう。
JCOSでは、ログ解析や、ユーザープロファイル、ペルソナ手法から
最適なWebサイトの設計を行っております。
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- by 佐藤司
- at 21:44