2008年1月22日
離脱率を抑える
「直帰率が高くて」「離脱率が○○%なんだけど悪いの?」といった
疑問をもたれて、ご相談をいただくケースがございます。
正直何%が良くて、これが悪いという絶対的な指標はないと思っております。
サイトの構成の仕方や、プロモーションからの誘導方法など
様々な要因が絡み合って結果として現れるので、他社などど一概に
比較することをあまり、私は行いません。
比較をする対象は、「過去」にあります。
自社のログ解析データを蓄積し、定点でデータを取得し、より効果が高くなるような
ユーザーの動きを作ってあげる必要があります。
”資料請求”や”商品購入””問合せ”といったフォームを利用してユーザーに
申込をさせる「成果点」をもつ企業様で、よくあるケースが
問合せページでの離脱
問合せページまでは、たくさんユーザーが訪れているのにもかかわらず
コンバージョンは低い。。。
決めきれていない、野球で例えれば打率は高いけど得点圏打率の低いバッター
みたいなイメージです。
では、なぜユーザーは問合せページまで来ているのに
入力をせずに離脱してしまうのでしょうか?
いくつか代表的な例があげられます。
○そもそも、不当にユーザーを誘導している
↓ リンクされておりません。
例:サービスの詳細を見る>>
という風にサービスの詳細が見れるんだ!と思わせておいて
ページを見たら、申込フォームだった。
これではユーザーのモチベーションと、マッチングしておらず
離脱が多くなります。
○入力項目が多い
ユーザーにとって、入力内容が多いと「面倒臭い」という意識から
離脱を誘発するケースがあります。
私のお客様でも、入力項目を減らした結果、より問合せが増えたという
事例もございます。
但し、闇雲に減らしてしまうと、今度は問合せの質が低くなってしまい
対応する担当者の時間が割かれてしまう事で結果的には
費用対抗がが悪くなってしまいます。
ですので、営業上必要最低限でありつつも、ユーザーにとっての
軽いハードルを用意する事が重要になります。
○離脱用リンクを多数用意する。
問合せページに入っているのに、サブメニューが存在していて
気になる情報や、リンクが掲載されていると、ユーザーの気が散ってしまい
離脱の原因となります。
極端には、メインのメニューでさえ表示させないという方法もございます。
この場合FAQなどのサポート情報は惜しみなく表示する事が重要になります。
ユーザーにとって、2回入力する事での離脱率も、非常に高くなる傾向があります。
○フォームそのものが使いにくい。
使いにくいフォームとして一例をあげますと
ユーザーは左側が「確認」や「送信」「決定」という認識を持っています。
しかし、左側に「クリア」がある事で、ユーザーが誤って「クリア」をクリックしてしまい
入力内容がなくなってしまう。
その結果離脱してしまうケースが特徴的な例になります。
自社のサイトの問合せページですが、如何でしょうか?
そのページだけではなく、サイト全体から問合せページを見つめてみてください。
- by 佐藤司
- at 18:29