2008年2月13日
アクセスログの見方【応用編 その3】
Webサイトで最大の効果を生み出すには、Webプロモーションが重要な位置づけになります。
そこで、広告の効果検証と合わせたアクセスログ解析を行う事が重要になってきます。
アクセスログ解析を行う上で、プロモーションの情報、戦略知識を持ち合わせていないと
独りよがりのサイトになってしまいます。
そこで、今回ご紹介するのは、広告と絡めた場合のアクセスログの見方です。
【リスティング広告経由の場合】
リスティング広告からサイトのログを調査する前に、以下の流れを確実に把握する必要があります。
↑ ↑ ↑
このような動きを必ずユーザーはします。
そこで、各Checkポイントでの、検証が必要になります。
Check1の検証は、ユーザーの検索するキーワードを出稿し、
そして、キーワードに応じたクリエイティブ(広告文)を配信していると思いますが
以下のポイントを確認してください。
・サイト全体の流入キーワードと、出稿キーワードの比較
・クリック率
・出稿キーワードの競合
まずはこの点を注意してください。
Check2の検証としては見る重要なポイントは「マッチング」です。
ですので、ユーザーがランディング(着地)するページ、
所謂ランディングページのアクセスログを検証します。
ポイントとしては
・ランディングページの離脱率(直帰率)
・ランディングページの次遷移
・クリックされたクリエイティブと、ランディングページの原稿
この点を注力して検証する必要があります。
そして、最後にCheck3ですが
こちらは、サイト内で、ユーザーをどのようにゴールへ導くのかを
検証します。
本来サイト運営側で理想とされるゴールへの遷移と、ユーザーが
実際にゴールする遷移のギャップを調査します。
・ユーザー全体の行動遷移
・ゴールページ分析(例:問合せであればフォームページ)
・コンバージョンユーザーの回遊履歴
このポイントを中心に検証を行います。
アクセスログ解析を行うといっても、一度に全てのことは出来ません。
常に仮説を持って、パターンを作成し実行し、それを検証する。
その検証を次に"活かす"事が非常に重要になります。
ただただ闇雲に数字と向き合う、集計して分析しました。ではなく
検証の基準を考えることから、アクセスログ解析は始まります。
- by 佐藤司
- at 11:39