2008年2月27日
モバイルのユーザー行動プロセス -AIPAS-
PC業界がにぎわっている傍ら、モバイル業界はもっとにぎわっています。
やはり今後は"モバイル"というキーワードが外せなくなります。
現在各キャリアが提供している機種でもハイスピードな通信が
可能な携帯電話が発表されています。
先日ソフトバンクモバイルの孫正義社長が会見で話されていたように
今まで、モバイルがインターネットの代わりとして成り立たなかった要因として
(1)通信速度が遅すぎた。
(2)画面サイズが小さすぎた。
(3)CPUの速度が遅すぎた。
と、孫社長が仰られていました。
まさに、その通りだと思います。
私自身もサイトを開くのにも時間がかかって、ストレスを感じますし、
フルブラウザをインストールしてPCサイトを閲覧していますが
やはり、画面サイズに弊害があります。
しかし、冒頭で申し上げましたように、HSDPA並みのハイスピードでの
通信が可能になっています。
また、横にディスプレイを変更できる機種が発売されております。
合わせて処理速度も機種が出るたびに、動きがよくなっているのも実感いたします。
今後、モバイルが更に飛躍を遂げるのには
モバイルのでユーザーの消費行動がマーケッターにとっては重要になってくると思います。
今までですと、AIDMAや、AISAS、AIDCAなどユーザーの消費行動プロセス
というのを表現しております。
しかし、モバイルは、また特殊なユーザー行動を起こすことから
「AIPAS」が提唱され始めております。
「AIPAS」とは
Attention 「認知」
Impulse 「衝動」
Push 「携帯操作」
Action 「行動」
Share 「共有」
となります。
どのような事かと言いますと、
サイトで、何か商品を知ります。その際に、今までですと興味を示すのですが
モバイルの特性として、衝動=そのまま次の操作にうつる。
そしてボタンを押す=携帯操作になります。
この衝動→携帯操作といういわゆる、「決定」する事がPCのユーザーに比べて格段に早いのです。
モバイルですと、画面の制限からか、商品を多数比較したりする事をせずに
即決という行動が多くなる傾向にあります。
そういった事から、モバイルのユーザー消費行動はPCよりもスピーディに移り変わります。
しかし、モバイルの特性としてもう一つ。
それはPCよりも難しい 「サイトのへの初期集客」になります。
こちらについては次回、お話させていただきたいと思います。
- by 佐藤司
- at 14:05