2008年3月 5日
提案依頼書-RFP-
Webサイト制作をする上で、企業のWeb担当者・Webマスターなどが、
まず最初に行う事は制作会社を集め、提案を貰うということです。
制作にかかる作業も重要ですが
この制作会社選びが非常に重要になります。
なぜなら、その担当者の根幹を担う、Webサイトを今後も関わっていく
重要な役割をアウトソースする訳であり
うまくいかなければ、自身の負荷が増え、社内評価まで下がってしまいます。
でわ、手当たり次第、話をして、提案をもらい、見積を取っていれば良いかというと
そうでもありません。
一定の基準を持たないと、同一の評価ができませんし
1社ずつ、呼んで話をして、提案を聞いてとしていたら
その打合せ時間だけでも膨大な時間を費やしてしまいます。
また、打ちあわせの中で、自身が持っている意見が少し変わってしまうケースも
少なからずあると思います。
そこで、RFPを作成し、各社共通の基準を設けることによって
様々な効果が得られます。
○ 業者選びの際に、無駄な打合せを無くす。
・・・事前に書類を見ていただく事で、予算的、納期的、または内容に
マッチしていない場合はその制作会社から提案を受けない方が、
両社にとって有益です。
○ 統一された基準から、最適な提案をもらう。
・・・どの会社にも、全く同じ情報を提供する事によって、その会社の
ソリューションが自社で行いたいWebサイトにどれだけマッチしているか
を計りやすくなります。
○ 自社内でのリスクヘッジ。
・・・よるあるリニューアルの失敗例として「後になって、予定が変わる」
これが、担当者にとってもまたは制作会社側からすれば、一番痛い部分です。
担当者が、当初の予定通り進めていても、上司の意見が変わって、
あとで意見が変わる。
その結果、担当者と制作会社の関係が悪化し、上司が出てきて、
無理矢理制作をする。関係悪化のまま、運用に入り、サイト運営に
ストレスが生じ、社内評価まで下がってしまう。
このように、対外的だけではなく、社内の記録として、大きな効果を得ます。
「このRFPで依頼しました、これは社内決定ですよね」という事です。
このRFPを作成するのには、時間と労力がかかります。
安易に作成してしまっては、今後のプロジェクトに関わります。
RFPを作成する上で、気をつけなくてはいけないポイントとはどのような部分でしょうか。
・ Web戦略のプロジェクト名
・ Web戦略で、達成させるべきゴール
・ 提案をもらうにいたった、戦略の概要
・ 依頼する作業範囲
・ 納期、納品物
このポイントは最低限おさえる必要があります。
弊社はWebのコンサルティングを提供しておりますが、制作も行っております。
RFPをいただいて、提案をするケースが多いですが、コンサルティングを提供している
企業様から、各社から提案をもらうのでRFPを作成して欲しいと依頼をいただくケースも
多々ございます。
コンペ主催者側で、審査をするケースもございます。
新しくWeb戦略を成功させたい!このプロジェクトは複数の企業から提案をもらいたい!
など、もちろんお声がけいただくのでも構いませんし
RFP作成についてのご相談でも構いませんので、お声掛けください。
RFP作成を成功させたい。
- by 佐藤司
- at 10:35