2010年10月25日
自社のホームページをリニューアルして、終わり。 ~失敗例から学ぶWebマーケティング
【投稿いただいた失敗談】
前担当者が自社のサイトリニューアルを担当し(上半期を利用していた)下期から社内異動で私が担当になりました。運用を実行すべく、今期の予算を確認したら殆ど残っていませんでした・・・それなのにリニューアル時にかかげた目標にはまだ未達の状態です。どのようにすすめるのが良いのでしょうか。
【Webコンサルタント コメント】
下期で担当が変わり、前任者が関係ない部署へ異動してしまうという社内組織の動き自体が特殊なケースです。
このようなケースの場合はまず使える予算を確認します(当然ですね)
その中で、使い道を工夫する必要があります。
まずリニューアルをしっぱなしの場合によくあるケースとしては、他にもツールなどランニングコストをかけてしまっている場合がありますので、そちらをチェックします。
便利なツールでも、集客面などが充実しないと不要なコストとなってしまいます。
ランニングでかかっている費用や、制作会社に管理費としてお支払いしている費用の内訳を確認し少しでも予算を捻出します。弊社ではその際の交渉のお手伝いをするケースもございます。
また合わせて自社内で簡潔できる作業や、無料のツールなどを調査します。
追加予算が難しい、やりくりもできないくらい予算が無い場合は実費をかけずに自ら実施するしかありません。無料でも出来ることはたくさんありますので、リストアップし作業可能範囲を設定いたします。
すでに予算を使いきってしまって全く残っていない(レアなケース)という場合などは正直来期の予算取りを目指して地道な運用しつつ、計画を練ります。
今回のケースではそもそも投稿いただいた方の前任者の予算の取り方、使い方に問題があります。
WebサイトはWebマーケティングの一環であり、予算はWebマーケティングとして考えるべきなのです。
その中には大まかには下記の項目として予算組みをします。
・制作費(リニューアルや、LP、コンテンツ制作)
・運用費(サイト更新や追加ページ)
・管理費(サーバやツール)
・広告費(SEM、DMなど)
・コンサルティング費(できればお願いします)
・その他
企業や部門によっては全く違うケースもありますのであくまで一例です。
このような項目で予算を考えればリニューアルして予算がなくなりました、という事は起きる筈がありません。
私は「リニューアルはスタートです」とよくお客さまへお伝えいたします。
「リニューアルに多額の費用をかけるくらいなら、運用に予算を多く残してください。」ともお伝えします。
弊社では予算取りの際のシミュレーション作りや予算分配などのご相談も受けております。
第3者機関として意見を述べさせていただき、アドバイスをすることで、社内稟議も通りやすくなり、かつ翌年のWebマーケティングの運用が成功に近づける可能性があがります。
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弊社ではWebマーケティングの失敗談を募集しています。
弊社ではWebマーケティングの失敗談を募集しています。
失敗は成功の元となります。投稿していただいた内容に対し、弊社Webコンサルタントからコメントをつけさせていただいておりますので、ぜひ投稿してください。
- by 佐藤司
- at 17:51