2011年8月11日
動画サイト「Hulu」、日本進出
こんにちは。新人の武井です。

アメリカで、ビデオ広告のビジネスモデルとしても注目を集めている動画サイト「Hulu」(フールー)が、
年内に日本に進出するようです。
Huluは、米国の主要なテレビや映画をインターネットを通じてオンデマンドで見られるサービス。
オンデマンドのためテレビ番組が始まるのを待つ必要がないだけでなく、無料版では広告を見るだけで多くの番組を合法的に視聴できる。
米国における若者のテレビ視聴のあり方を変えたとして、大きな注目を集めている。
米調査会社comScoreが7月16日に発表した統計によれば、Huluはインターネット動画サイトのユニーク視聴者数では9位だが、1視聴者あたりの視聴時間ではGoogle系サイト(YouTubeを含む)の324分に次ぐ184分で、他を大きく引き離して2位の座に着くまでになっている。
さらに、視聴されたビデオ広告数では他を大きく引き離して1位となっている。
Huluは米国で人気を博しているものの、米国外への進出は今回の日本が初めて。
現在、米国でのサービス体系は、広告表示により無料で視聴できる「Hulu」と、月額7.99ドルの「Hulu Plus」に分かれており、
無料版では、連続ドラマで最近5回分しか見られないことや、PCやMacでしか視聴できないといった制限がある。
一方、有料版ではすべての回を見られるほか、有料版のみで提供されるコンテンツもある。さらに広告表示も少なくなり、コンテンツ側が対応していれば720pのHD画質表示も可能だ。さらにPCやMacだけでなく、タブレット端末、スマートフォン、ゲーム機、テレビ、ブルーレイディスクプレーヤー、セットトップボックスなどからも視聴可能となっている。
なお、現時点での日本向けサービスの発表文では、無料版の提供についての言及はされておらず、「月額固定料金」で「人気ハリウッド映画や海外ドラマの豊富なラインナップ」を「テレビやパソコン、携帯電話、タブレット型端末で」楽しめるサービスになるとしている。
今後は日本でもレンタルサービスとHuluが競合してくる可能性も出てきそうですね。
「http://www.hulu.jp/」でメールアドレス登録を行うと、最新情報を受け取ることができるので、関心のある方はどうぞ。
- by 武井洋
- at 18:00