2011年12月 2日
制作会社に発注する前に、Web担当者も注意を払うべき
ここのところ、サイトのリニューアル案件が増加して、コンペの開催が増えています。我々ジェイコスは、コンペのコーディネートやクライアント側に入ってジャッジをすることが多いのですが、発注する側のクライアントに注意を払っておかなければいけないと思うことがあります。

● 1番「○○な会社」を選ぶ?
お願いする会社を選ぶ際に、どのような視点で選ぶのかは非常に重要です。消去法のようになってしまったり、その提案のなかで比べてデザインが良かったからとか、価格が安いからとか、だけで決めてしまうのは非常に危険です。
"目的を果たすにあたってMUSTなこと"が欠けていたり、
"選ぶ視点の優先順位"が間違っていたり
してしまわぬよう、予めMUSTな要件とその優先順位を決めておくことを進めています。
● プロなんだからの幻想。を捨て、得意不得意を見極めておく。
「何でも出来ます!」といってしまうような、提案する側にも問題があるのですが、
あえて言わせてもらえれば、クライアント側が"多くを求めすぎている"という点も考えられます。
発注後、あとあとになってから、「プロなんだから出来るよね?」とか「契約前には言ってなかった」とかのトラブルに発展しかねません。
・制作会社に、何を依頼しているのか?(出来るだけ細かく確認)
・その依頼事項のどこまでをやっていただけるのか?(社内で?下請けに?なども)
・制作会社の得意なことは、不得意(出来ない)ことを把握しているのか?
・足りない部分を埋める方法をどのように用意するのか?
など、お互いがちゃんと理解していれば、トラブル(ストレス)もなく進められ、
目的を果たせると思うのですが、過度な期待や過剰な営業などが原因で
プロジェクトも成功せずただ無駄な時間を過ごした・・・なんてことにも。
失敗したらまたリニューアルすればイイよ、なんて余裕もなく、
非常に大切な機会と捉えて進めて欲しいと思います。
- by 高畑卓
- at 18:01