2012年1月21日
見方ひとつで発想も変わる!Webサイト診断(ヒューリスティック調査)のポイント

自社のWebサイトを見て問題点を探ったり、
競合のサイトを見たりと、たくさん見る機会がありますよね。
そういったWebサイトを見る際には、どんなことに気をつけてますか?
「穴があくまで見る」とか「サイトをとことん体験する」とか
漠然と閲覧しても何も浮かびません。
また既に固定観念も持ってしまったWeb担当者としての視点では、
専門的なことばかりに目が行きがちで、本質的な部分や
ボトルネックなどになかなか気づかないものです。
では、何に気をつけるべきか。
"ターゲットの視点"で見ること。です。
あたりまえなことですが、これを徹底することが必要です。
予算に余裕があれば、被験者を集めて実際にサイトを
利用してもらう「ユーザビリティ調査」などを実施することがもっとも望ましいのですが、
普段からそういう機会をつくることは難しい場合、それをどうカバーするのか?
(1) ターゲットに最も近い知人に閲覧してもらう。
→実在する同僚や友人、家族にみてもらうなど
(2) ターゲットになりきる。
→「25歳(女)OL」であればその女性になりきる!
この2つの方法で代用するしかありません。
※ターゲットをセグメントし、定めておくことは前提として。
なりきることは、非常に難しいと思いますが、
実在するターゲットが身近にいるのであれば是非やってみてください。
重要なポイントは、最低限の目的を伝えて実際にサイトを見てもらい、その行動を監視すること、
また目的達成後にヒアリングを実施することで、ターゲットの視点を共有します。
※ 実際にストップウォッチをもって、どのくらいの時間でページを理解したのか?や
目的のページに到達するまでに何をクリックしたのか?何が障害だったのか?など。
そう難しいことではないので、是非やってみてください。
- by 高畑卓
- at 00:26