2014年2月20日
【EC担当者必読】いまさら他人に聞けないから今ここで、オムニチャネルをきちんと理解しておこうよ

2013年の流行語の一つは「オムニチャネル」でしたね(ユーキャンじゃないですよ)
ECサイトを運営している担当者には必ず上から「今年はオムニチャネルだ」などと言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はそもそも
【オムニチャネルってなんぞや?】
という事を、今日、今ここで解消してしまいましょう、という主旨です。
■まず呼び方としては大きく3つです
・オムニチャネル
・オムニチャンネル
・オムニチャネル・リテイリング
意味としては実店舗やオンラインサイトなどをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルから、同じように買い物ができるようにすることです。
「あ、実店舗ないからウチ関係ないや」という方、ちょっと待って下さい。
販売チャネルですから、「PCサイト」があれば「スマホサイト」もあります。はたまた「アプリ」だって対象ですし、「ソーシャルメディア」も対象です。
実店舗はないけどFAX注文やカタログもやっていれば、それは複数の販売チャネルを持っている事になります
そういった複数の販売チャネルで、全てが統一された状況で同じ行動ができるようにすることです。
時代がスマホ時代になってきた今、ネットで商品を注文して実店舗で受け取る事も可能です。
スマホで商品をお気に入りに入れて、PCで決済し、コンビニで受け取るという事だって出来ます。
実店舗に行ったけど、在庫がないからその場で、その商品の在庫をオンラインストアで探し、自宅に配送してもらうといった事が可能になることを指します
■マルチチャネルとは違う
「なるほど、それってマルチチャネルじゃないの?」と思われた方もいるかもしれません。
マルチチャネルとは消費者に対して、全ての販売チャネルで行動が可能という点では同じです。しかし、マルチとオムニの違いはオムニは全ての販売チャネルがつながっている、という事なのです。
チャネル間が連携して、消費者に万全のサポートをする事で満足のある行動を起こしてもらう。企業側からすれば、目の前の顧客を逃さず、行動をお越してもらい売上げに貢献することができる、という事です。
■メリットばかり目立ちますが、デメリットも勿論あります。
・チャネルが多角化し、コスト増になり経営を圧迫する
・人気のあるチャネル、人気のないチャネルが出てきてしまいチャネルの格差が生まれてします。
ここまではオムニチャネルの概要説明になります。
なんとなくでもご理解いただけましたでしょうか。
■統合例
サイトや店舗だけではなく、もちろんそれだけのチャネルを統合するのであれば在庫管理などのロジスティクスも改革が必要になるケースもございます。
例えば、下記のように統合することでのメリットがあります。
・商品が追跡できる
欲しい商品が、ネットなら買えるのか、近隣店舗に行けば買えるのかなどを判断する事ができる
・どこでも受け取れる
渋谷店で買った商品を有楽町店で受け取る、ネット注文品を店舗で受け取るなど、どこでも商品の受け取りができる
今日の話はオムニチャネルのまさに基礎中の基礎となりますが、オムニチャネルを知り・実践するにはこの一歩目から始まりますので、是非参考にしてください。
Webコンサルタント 佐藤司 →facebookアカウント

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- by 佐藤司
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