2014年3月 5日
フォームを作る際に気をつけるだけのお手軽改善ポイント

PCサイトのフォームの改善ポイント30ですとか、スマホサイトのフォーム改善ポイント◯◯個など、フォーム周りの改善ポイントは多数Web上に出ております。
個人的に気になっている点は、その情報に振り回されれはいないか、という事です。
情報がダメと言いたいのではなく、その情報もあくまで手段であって自分たちがビジネスを展開している市場、業界でのユーザーにとって、そしてビジネスにとってそれが最良なフォームでしょうか。
というのも、フォームを自作や自社内で構築できる場合は良いのですが、外部制作パートナーに委託している場合など、少なからず費用がかかります。
そのビジネス面からしたら費用対効果が見合うのか、それだけの費用を投資してユーザーは使いやすい、喜んでサービスを利用してくれるだろうか。
ついつい手段論になってしまい、本質が曇ってしまう事を最近のご相談では良く見受けます。
今回は外部に委託するケースでも「比較的、工数を抑えて」改善できるポイントを整理致します。
もしくはフォームを新規で構築する際に最初から「要望」として出すことで予算内で収まるか、予算もあまりアップせずに構築できるポイントです。
1)必須をわかりやすく!
「※」で表現したりフォームの最初に1行で「全て必須です」のような書き方はせず必ず「【必須】」としましょう。
テキスト入れるだけなので、工数はほとんどかかりません。
2)記入例を入れる!
入力欄に例をいれるだけです。
こちらも工数としては非常に軽微な作業になります。
3)キャンセルボタンは設置しない
キャンセルボタンや戻るボタンなどは誤った操作をさせてしまう事もありますし、ユーザーのモチベーションを変化させてしまうケースもあります。
最初から「設置しない」と決めていればかかる工数も非常に軽微ですね。
4)完了画面に適切な案内を
完了画面に遷移すると「ありがとうございました」のみのフォームも多数あります。
特にBtoBの場合は、営業担当やコールセンターが電話やメールで対応することが多いと思います。
完了画面に下記の情報をいれておくと良いでしょう。
・お礼
・自動返信メールが届いているか確認の案内
→届いていない場合の問合せ先
・次のアクションの案内
→営業担当から◯◯営業日以内にメール、TELする等
BtocCの場合でも、出荷までに内容などメールを送るだけではなく完了画面でも案内することでキャンセルを1件でも減らしましょう。
フォーム最適化は他にも
・ステップ表記
・オファー内容の表示
・住所自動入力
・入力項目の並べ方
・チェック(ラジオ)ボタンの仕様
・リアルタイムエラーの実装
・個人情報保護の設置位置
・現在地、現在入力地の表示
・入力形式の対応
・全角・半角対応
・リンクを設置しない
などなど、手段は沢山あります。
フォームの改善が悪ということは一切ありません。出来るのであればどんどん実施して効果測定をしていくと良いです。
しかし、予算や工数が限られている時には低予算でも出来ることをしっかりとやった上で、費用対効果を見ながらフォームの改善をするのか、コンテンツを改善するなど、方針を決めていくことをお勧めしております。
- by 佐藤司
- at 20:08