インタビューをして、それを記事とすることがあると思うのですが、意外にインタビュー記事って作るのが難しいですよね。
インタビューする際も質問内容に頭を悩ませがちですし、いざ書こうと思っても文章の構成が見えづらくなってしまうなど、よくある話です。
今回はインタビュー記事の作り方をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
■質問の考え方
まず質問を考える際に、インタビューの目的を知ることから始めていきましょう。
インタビューを受ける対象が「何を伝えたいのか」「読み手にどのようなイメージを持ってもらいたいのか」などを考えると、ゴールとなる「話の目標点」が見えてくるでしょう。
最初に据えたゴールへと記事を導いていくために「文章をどのような構成にするべきか」「その構成にするためにはどのような質問をするべきか」 と逆算していくと質問が考えやすくなります。
そのためにもしっかりとインタビューの目的を把握しましょう。
■効果的なインタビューの方法
インタビュー次第で記事の内容が大きく変わっていきます。最も大切な工程といっても過言ではありません。
だからといって気負い過ぎないようにしましょう。
質問を沢山考えてきたのは良いのですが、自分に余裕がなくなって矢継ぎ早に質問をするようだと相手は疲れてしまいます。
相手が緊張している可能性もあるので、ゆっくりと、世間話を交えながら話すと良いでしょう。お互いの緊張もほぐれて、自然なインタビューをすることが可能です。
インタビューをする際には「一問一答」にならないように意識して進めていきましょう。
会話というキャッチボールをすることで想定していた以上のお話が引き出せることがあります。つまり、会話によってインタビューの価値が高まるかもしれません。
義務のようなインタビューはインタビューそのものの質を低下させることにもつながります。
人と人とのコミュニケーションを重視してインタビューをしましょう。
■インタビュー記事の書き方
記事を書く前にインタビュー内容を整理しましょう。
インタビュー記事だからと言ってそのままの順番で書き起こすというわけではありません。
最初に定めた最終目標を際立たせるための構成にすることが大切です。
基本的に伝えたいことは最後に書くことをオススメします。読み手に強く印象を与えるからです。
そして、冒頭部分はオチの部分と真逆のことからスタートしましょう。
例えば、「成功」をインタビュー記事で最もアピールしたい場合の冒頭は、対比となる話を書いてください。
「昔はダメだった」「失敗の連続だった」と書くことで、現状をより強く印象付けることができます。
インタビュー記事だとしても読み手からしてみると「読み物」「物語」の一種で、興味を引くような内容が求められています。
そのために、起承転結のある記事を書くことが読み物としても、インタビュー記事としても需要のある文章だと言えるので、意識して書いてみましょう。