2015年11月25日
"スモールビジネス"LINE@活用法~PR戦略成功事例をご紹介!~
お得に自社や店舗を紹介できる!として利用者が増加し注目が高まっているLINE@。公式アカウントの機能を8割方維持し(PR詳細ページ、スポンサードスタンプ配信、LINEアカウント一覧表示機能、ON-AIR機能などを除く)しかも価格は激安!中小企業、店舗、地方自治体、そしてアーティストやデザイナーなどの個人が活用する"ユーザーとのコミュニケーションツール"としておすすめです。
そこで、LINE@の機能と特徴をご紹介し、LINE@を活用した成功事例(地元に密着したビジネスを展開している、もしくは特定のユーザーを狙った戦略を立てている企業・店舗・個人、その他情報提供が目的の地方自治体など)をピックアップしました。今後のマーケティング活動などにお役立てください。
◆LINE@の機能と特徴は?
★トーク機能が充実
・2種類のメッセージ機能
友達全員へ一斉送信、また友達と1対1で個別トークができます。
・自動応答メッセージ機能
「自動応答メッセージ」は、ユーザーから送られてきたメッセージに対し
自動で返信する機能。相手のメッセージの内容に関係なく、こちらで
設定したメッセージが返信されるという仕組みになっています。
自動で返すメッセージをあらかじめ登録する必要がありますが
(最大200個まで登録可能)、簡単に設定可能です。
・キーワード応答メッセージ機能
ユーザーから送信されたメッセージが、あらかじめ指定したキーワード
と完全一致した際に、特定のメッセージを自動で返信するという機能
です。「こんにちは」「メニュー」「クーポン」「資料請求」、
特定の地域名など、ユーザーが入力すると思われるキーワードを
設定しておくと、知りたがっている情報を瞬時に返答することができます。
★販促のための機能も充実
・ホーム投稿
・PRページやクーポンなどを配信する機能
・友達数の推移、ホーム投稿など統計情報の確認
★断然お得!公式アカウントより低価格
・初期費用無料!
・月のメッセージ総配信数が1,000通までなら無料
・月のメッセージ総配信数が1,000通を超えるなら月額5,400円(税込)
・月のメッセージ総配信数が50,000通を超えた場合
⇒別途1通ごとに1.08円(税込)が加算されます。
※1円未満は四捨五入で計算
※吹き出し1つを1通としてカウント
このように、LINE@は、公式アカウントの価格<最低初期費用800万円・月額費用250万円(税抜)>よりリーズナブル!豊富な機能を備えつつ、格安で利用できるというメリットがあります。企業、店舗などの規模、また集客の目的によっては、必ずしも全国の膨大なユーザーをターゲットとする必要はなく、むしろ、的を絞ったアピール手法でPR・集客した方が、費用対効果が期待できるケースもあるでしょう。
◆事例紹介
友達の数が数千~60,000台のアカウントの中で、下記の条件のいずれかを満たす人気のアカウントを10個厳選してお伝えします。
・投稿内容が面白いアカウント
・トークの自動応答が面白い
・お役立ちメッセージを配信している
・面白クーポンやお得クーポンを配信している
・CV(コンバージョン)が高い
※友達数は、10月15日時点の数字です。
①アカウント名:★赤髪のとも★
(LINE@ID:@tomo0723sw)
友達数:65,841人
赤髪のともは、ニコニコ動画でゲームの実況動画を投稿している男性で、YouTubeにおいては、現在、個人のゲーム実況者の中で日本一チャンネル登録数の多い人物。「楽しく!愉快に!賑やかに!」をモットーに投稿しているとのこと。
この赤髪のとものLINE@は、トークの自動応答メッセージが面白いと人気があり、友達数が増えてきています。さらにメッセージの数をどんどん増やしていくそうなので、今後も期待したいアカウントです。
②アカウント名:AppBank Store
(LINE@ID:@appbankstore)
友達数:65,147人
新規客獲得のためにLINE@オープン化と同時にいち早く導入したのが、iPhoneケースやアクセサリー通販を行っているAppBank Store(アップバンクストア)。キャンペーンや新製品などのメッセージが、AppBank Store 公式キャラクターのZちゃんから届きます。もちろん、自動応答メッセージも!
「まずは走ってみよう」という担当者の積極的な行動でスタートし、すぐに「LINE@限定セール」を実施。通常のセールの7倍の売上を記録したのだとか。また、CV(コンバージョン)が高いというのもAppBank Storeの特徴。新規顧客の集客に成功した事例といえるでしょう。
③アカウント名:remy
(LINE@ID:@mrs.remy)
友達数:52,984人
「食材」を入れて話しかけると、料理愛好家の平野レミさんがレシピを教えてくれるという、便利で為になるキーワード応答メッセージが魅力。アカウントを登録すると、最初に「こんにちは!わたしはミセス・レミー。今日は何つくろっか?好きな食材言ってみて!」とメッセージが入ってきます。
レシピが欲しいときは、食材の名前だけを入力するのがポイント。一緒に美味しそうな画像も送られてきますので、見た目にも楽しいですね。冷蔵庫の中の食材だけで何かつくりたい!そんなときに助けてくれる便利なアカウントです。
④アカウント名:川崎フロンターレ
(LINE@ID:@frontale)
友達数:44,433人
日本の神奈川県川崎市をホームタウンとし、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟しているプロサッカークラブ、川崎フロンターレ。週に1~2回ほどの頻度で、選手や川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」からメッセージが送られてきます。
もちろん、自動応答メッセージもあり!選手やスタッフからのメッセージと画像が楽しめますので、ファンの方にとっては特に嬉しいアカウントといえるでしょう。
⑤アカウント名:福岡市
(LINE@ID:@fukuokacity)
友達数:34,208人
市町村アカウント第1位の福岡市。市民の健康のために、気象情報などを教えてくれます。特に、PM2.5の飛散情報は、福岡市民の日々の行動の目安に多いに役立つと市民の間で噂に!市がLINE@を利用してこのような情報を提供してくれることによって、すぐに情報を得ることができるのは、市民にとって大きなメリットといえますね。
ちなみに、試しにこちらからメッセージを入れたところ、自動応答メッセージ機能で、「個別にお返事は出来ないのです、ごめんなさい」と自動応答メッセージが返ってきました。
⑥アカウント名:まゆまろ
(LINE@ID:@mayumaro)
友達数:15,253人
"まゆまろ"は、京都府のゆるキャラで、広報キャラクターとしてアカウントを取得し運用。毎週金曜日の夕方に府民に向けて情報を配信、京都府に観光客を呼び寄せる手段としてLINE@を活用しています。
配信する内容は、京都府企画のイベント、まゆまろ情報など。画像も一緒に送られてきます。公共団体のアカウントですが、自動応答メッセージ機能も活用しており、まゆまろとゆるすぎる会話が楽しめるのもこのアカウントのポイントといえるでしょう。
⑦アカウント名:木村直人
(LINE@ID:@naotokimu)
友達数:3,897人
LINE@は美容師がやるべきツール、と多くの美容師に向けて提案する木村直人。新しい美容師の在り方を提案し、ファンに対してもヘアスタイルの写真を提供。個人の身近な情報も届けるなど、多くの情報を提供し、ファンを獲得しています。
また、メッセージは毎日送られてくるので、顧客から忘れられない存在になっているはず。自動応答メッセージ機能は活用されていませんが、LINE@に送られてくる疑問や質問等をブログにアップすることで、双方向のコミュニケーションを大切にしているようです。
⑧アカウント名:一風堂
(新宿アイランドタワー店)
(LINE@ID:@ippudo03)
友達数:3,726人
LINE@で麺友を募集している一風堂。友達追加で麺友になると、抽選で10人に1人に「ラーメン進呈クーポン」を配信してくれます。はずれても80円トッピングクーポンをプレゼンとしてくれるので、お店に行く方は友達になる価値あり。
また、各店舗で行われるイベント情報も発信。全国42店舗それぞれにアカウントを取得しているので、近くに店があるかもしれません。自動応答メッセージは、お店のPR中心のメッセージが受け取れます。
⑨アカウント名:三浦海岸
(LINE@ID:@miurabeach)
友達数:3,238人
海水浴場として最初のLINE@アカウントとなる三浦海岸。三浦海岸海水浴場への来場を促すためのお得クーポン、イベント情報(桜の開花情報、花火大会、もうら夜市など)を提供しています。真夏には、お天気情報なども配信。
ただ、自動応答メッセージは、基本的に春、夏用のものを用意しているようで、冬のこの時期のやり取りは、少しさみしい気がします。
⑩アカウント名:世界一周団体TABIPPO
(LINE@ID:@tabippo)
友達数:1,458人
海外旅行(世界一周、世界遺産、絶景箇所)の情報を発信している世界一周団体TABIPPO。この活動に、旅人100人以上が協力しているそうです。
また、10月10日からキーワード応答メッセージの対応がスタートしており、地域ごとの指定キーワードを入れると、詳細がすぐに返信されるようになりました。
その他、特定のスケジュールの時間内にメッセージを送れば、創業メンバーで世界一周経験者のルイスによるリアルタイムでの返信メッセージが受け取れるかもしれません。
<まとめ>
今回は、「できるだけリーズナブルにフォロワーの注目を集めたい」という中小企業、店舗、地方自治体、個人などの皆様に、友達数の多い全国的に有名なアカウントではなく、あえて「厳選したターゲットをしっかりと獲得し人気や支持を得ているアカウント事例」をご紹介しました。販促手段の身近なケースとしてご覧いただけたのではないでしょうか。
基本的に、中~大規模アカウントの場合は、若い世代の集客、公式Webサイトへの誘導などに活用、個人・小規模アカウントの場合は、直接的な営業ツールとして活用するケースが多く、その効果はしっかりと結果に結びついているようです。
LINE@公式ブログを見てみると、
・導入後の売上、前年比177%増
・新規会員登録数151%
・反応の速さ・効果はメルマガの10倍
・1ヶ月で友達1,000人越え
などの実績が紹介されており、利用者にとって高い販促効果が得られていることがわかります。
そのポイントは、大きく2つ。
まず、自動で返信されるメッセージが「おもしろいから」「役立つから」という理由で友達申請をする人が多い、ということ。情報を届けるための対象者を増やすきっかけとなっています。
もうひとつのポイントは、スマホのプッシュ通知機能が利用できる、ということ。メッセージが届いたことをリアルタイムでユーザーに知らせ確実に届けることができるので、受信者はすぐにその内容を確認することが可能。他のツールに比べ、メッセージの開封率が高くなっています。
LINE@によるメッセージの開封率は、なんと60%以上。開封率10%程度といわれるメルマガよりも、クーポンの利用率、来店率が高くなるのは明白ですね。
また、今回ご紹介したアカウントでは、ユーザーを惹きつける手段として、「ゆるキャラ、マスコットなどを活用するケース」が多数見受けられました。LINE@の機能を利用し、プラス独自の工夫を加えることで、さらに利用者拡大などの効果が期待できるでしょう。
お得に、そして効果的に販促活動を成功させるためにも、LINE@を検討してみてはいかがでしょうか。
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- by 佐藤司
- at 12:59
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