2015年12月 8日
驚異の6秒動画プロモーション「Vineを活用した8つのキャンペーン事例」をご紹介!
最近、さまざまな企業が販促活動でキャンペーンなどに利用している無料のTwitter・Facebook公式動画投稿アプリ「Vine(バイン)」。Vineは、App StoreやGoogle playからダウンロードして、繰り返し再生される「6秒間動画」を作成、ハッシュタグをつけてTwitterやFacebookに投稿すれば簡単に応募ができるので、企業の動画プロモーションに使用するツールとしてぴったりです。
そこで、今話題の「Vineによる販促活動」について、その特徴をピックアップ。さらに、8種類のキャンペーン事例をご紹介します。
◆Vineによる販促活動の特徴
★「動画投稿」という比較的新しいスタイルのプロモーション
2013年1月24日に公開されたVineによる動画投稿プロモーションは、今、まさに注目されている人気のツールであるため、応募者が新鮮味を持って参加することができます。また、動画撮影という性質から、応募者自身が楽しみながらチャレンジすることができ、さらに閲覧者も投稿内容を共有し楽しむことができるため、キャンペーンそのものが話題になりやすいといえるでしょう。
★他のツールよりも訴求効果が期待できる
自社製品や商品名などを掲載することを条件に動画作品を募集することで、それ自体が一種のCMとなります。そのため、応募作品を公開すれば、幅広いユーザーに対し、商品をPRすることができます。
また、閲覧者がその動画をシェアすることにより、キャンペーンや対象商品情報などの拡散も期待できます。
さらに、キャンペーン動画応募の際、撮影のために商品を購入する必要があるため、最低でもその分の販売効果が得られることになります。
★操作手順が簡単なので、
ユーザーがキャンペーンに参加しやすい
基本的に、動画を撮影したら自社指定のハッシュタグをつけて投稿するだけなので、スマホなどから簡単に参加が可能。撮影から応募までの操作手順は、下記の通りなので、ユーザーが気軽に参加しやすいという特徴があります。
<vineをTwitterに投稿する場合>
①vineアプリをダウンロードし、応募サイトの指示に従ってTwitterなどのアカウントでログイン。
②Vineアカウントがなければ作成。
③その後、動画を撮影。
④撮影後は、いよいよ投稿!
⑤Share画面で指定のハッシュタグと動画へのコメントを入力。
⑥投稿先を指定し完了ボタンをタッチ。
優勝者を決めたりプレゼント商品を工夫したりすることにより、さらに話題づくりが可能。たくさんの応募者を募ることができます。
★公式アカウントのフォロワーを増やすことができる
自社公式アカウントをフォローすることを応募の条件にすることで、TwitterやFacebook、Instagramなどのユーザーを増やすことができ、以降、継続的にマーケティングに活かすことができます。
★募集から当選者発表までの工数がかからない
応募作品は、チェック画面で確認し、簡単に公開可能。また、当選者や入賞者の発表は、Twitterのダイレクトメッセージを利用すれば、手軽に、そして確実に応募者に伝えることができるという点も便利といえるでしょう。
★条件を設定することで、
作品を今後の販促活動に自由に使用することができる
応募された作品の著作権、著作者人格権、二次的著作物の利用に関わる権利などについて、あらかじめ募集要項や利用規約などに記載し、これらについて事前に応募者の同意を得ることができます。
◆Vine6秒動画プロモーション活動を成功させた
事例10選!
★【森永製菓】
vineでおかしな6秒動画キャンペーン
(常時実施)
http://www.morinaga.co.jp/vine_campaign/cm/
「さあみんなでVineで6秒動画を投稿しよう!!」というキャッチフレーズでバレンタインのキャンペーンを行っているのが森永製菓。
「森永製菓の商品を使用した動画であること」「その商品の魅力や特長をあなたなりの発想で楽しく表現してください」という条件で、Vineて撮影した動画を投稿するという企画。締切を設けない常時受付型のキャンペーンとして実施されており、入賞作品がWebサイトに公開される仕組みになっています。
<その他の特徴>
・Vineアプリダウンロードボタンあり。
・Vineアプリのダウンロード方法、投稿方法を掲載。
・動画撮影方法・ワンポイントアドバイスを掲載。
・ハッシュタグは「#morinagavine」。
・著作権が自社に帰属するとの記載はないが、「投稿動画・コメント・ニックネームは、事前に通告なくWEBページ、公式Facebookページ 、公式Twitter、広告宣伝等に掲載・紹介する場合がある」と記載。
★【ヴァンガード】
Vineで作る! 6秒ヴァンガード動画大募集!
(2015年9月30日~10月31日まで)
http://cf-vanguard.com/information/pv/
Vineを使用したヴァンガードに関する動画なら、友達と一緒に撮影しても、イラストを用いてもなんでもOK。優秀作品は、サイトにて紹介されています。
<その他の特徴>
・Vineアプリダウンロードボタンあり。
・ハッシュタグは「#cfvanguard」。
・キャンペーンサイトに、著作権が自社に帰属するとの記載は見当たらない。
★【北陸新幹線】
みんなでお祝い!北陸新幹線
(2015年2月5日~2015年3月8日)
http://magazine.hokuriku-w7.com/special/cgi/web/?c=contact-1
北陸新幹線開業に伴い実施されたキャンペーンで、Twitter・Instagram・Vineいずれかのアプリで撮影され、投稿された写真・動画を1本の動画にし、北陸のよさを伝えるという企画。応募条件は、Twitter・Instagram・Vineの公式アカウントをフォローすること。50名には北陸新幹線プレミアムQUOカード500円分、100名に北陸新幹線開業記念オリジナルピンバッジ、その他多数のプレゼントが用意されました。
<その他の特徴>
・ハッシュタグは、次の4つのテーマのいずれかを選ぶというもの。
(#走る北陸新幹線・#手をつなぐ北陸新幹線・#手をふる北陸新幹線・#よろこぶ北陸新幹線)
・Twitter・Istagram・Vineのアプリダウンロードボタンあり。
・ごく簡単な投稿までの流れを掲載。
・著作権が自社に帰属するとの表現はないが、利用規約に、事前に通告することなくサイトや宣伝媒体に掲載、紹介する場合があると記載。
★【ジャンカラ】
6秒動画大募集!
ジャンカラのPRビデオを投稿して、
1ヶ月無料パスポート等をGET!
(2015年8月下旬終了)
http://jankara.ne.jp/pr/vine/
ジャンカラについてより多くの人に知ってもらうためのキャンペーンにVineを活用。スマホにインストールしたVineを使用して、ジャンカラのPR動画を撮影、Twitterにアップロードした動画を投稿する、という企画。優秀作品(最優秀賞・優秀賞・特別賞)が、サイトで公開されています。
<その他の特徴>
・応募者のTwitterアカウントがジャンカラ公式Twitterアカウントをフォローしていることが応募条件。
・Vineアプリダウンロードボタンあり。
・ハッシュタグは「#jankara_pv」。
・著作権は応募者に帰属。ジャンカラは利用権を得ると記載。
★【進撃の巨人】
公開記念 九州企画巨人撃写キャンペーン
-Vineで6秒動画を撃写せよ!
(2015年7月18日~9月30日)
http://www.direct-ns.co.jp/shingeki-seyo/mission3.html
進撃の巨人をイメージした動画なら、面白いもの、迫力のあるものなど、なんでもOK!応募の際は、Twitter公式アカウントをフォローし、Vineで撮影した動画をTwitterで投稿するという企画。Vine動画を数日ごとに公開するという絶大な人気を誇る「森祐介」の動画をはじめとし、多数の投稿作品がサイトに掲載されています。
<その他の特徴>
・ハッシュタグは「#gekishakyojin」。
・動画投稿方法の記載あり。
・第三者に関する著作権などの記載はあるが、応募者の著作権、利用権などに関する記載はない。
★【CHINTAI】
賃貸不動産情報サイトCHINTAIが提供する"ユトリシア"
6秒動画「Vine」で不動産物件紹介動画を作ろう!
(2015年3月27日~2015年5月25日)
http://blog.elephantstone.net/876/
物件を販売するには、動画で紹介するのがもっとも訴求効果が高いとのこと。そこで、賃貸不動産情報サイトCHINTAIでは、Vineを使って"ユトリシア"に入居している人が実際に撮影した動画を応募、公開する企画を実施しました。ユトリシアキャンペーンTwitter公式アカウントをフォローすれば応募可能。大賞には、中庭、共有スペースを撮影し、ユトリシアの清潔さをPRした動画が選ばれています。
<その他の特徴>
・ハッシュタグは、「#YUTORICIA」。
・Vineダウンロードボタン、QRコードあり。
・6秒動画コンテストを友達に紹介すると、紹介者と被紹介者に商品券がもらえるキャンペーンも合わせて実施。
・応募作品の著作権はユトリシア事業主に帰属、と明記。
★【富士急ハイランド】
絶叫動画投稿キャンペーン
(2015年3月14日~5月10日)
http://moviecampaign.jp/info
Vineで絶叫している場面を撮影し、Twitterから投稿するというキャンペーン。キャンペーン公式Twitterアカウントをフォローするのが条件。
<その他の特徴>
・ハッシュタグは、「#富士急絶叫」
・投稿の流れを掲載。
・投稿動画に係る一切の著作権は応募により富士急株式会社に譲渡され帰属する、と明記。
★【リアル鬼ごっこ】
JKのみなさん、逃げてくださーい!
Vine方言対決キャンペーン開催!
(~2015年7月13日)
http://realonigokko.com/cp_vine/
Vineを使用したキャンペーンではありますが、応募者が撮影し応募する形式ではありません。サイトは、同映画のコピー「JKのみなさん、逃げてくださーい!」を、上映劇場のある地域(全27ヶ所)の方言で絶叫している動画をVineで用意。その中で、もっとも再生回数の多かった地域の映画館にキャストが遊びに行く、という一風変わったキャンペーンを実施しました。
【その他】
★○○駅でなりきり動画投票キャンペーン(2014年6月9日~7月8日)
https://ekiworld.net/personal/app/eki/campaign/vine/
★永谷園 お茶づけの日!動画コンテンスト(2014年4月8日~2014年5月8日)
http://smartcontest.jp/system/ochaduke2014/pc/?contest_pk=4
◆ユーザー参加型キャンペーンなら
Twitter投稿が簡単な"Vine"で拡散効果を狙え!
Vineで撮った動画を簡単にTwitterでツイートできるのもVineの特徴。わずか6秒で撮影した作品をツイートするまでにさほど時間はかからないので、ユーザーからの投稿数も期待できます。さらに、おもしろい内容が投稿されると、次々にリツイートされていきます。
そこで、現在も実施中のキャンペーン【森永製菓】のツイート状況をタイムラインで見てみました。
★【森永製菓】
vineでおかしな6秒動画キャンペーン
TOPOSY(2006年からの全ツイートが検索できるソーシャルメディア検索サービス)で、
ハッシュタグの「#morinagavine」を入力して検索すると、下記のように表示されました。
Twitterならこれらのツイートを簡単に拡散可能、規模の大きなキャンペーンであれば、その宣伝効果は無限に期待できるでしょう。
動画というリアルな表現でユーザーに訴求することができるVine動画は、まさに「ユーザーが作ってくれる自社CM」。工夫次第で多数の作品がTwitter上に掲載され、さらに拡散される期待も大!自社のプロモーション活動のひとつとして、検討されてみてはいかがでしょうか。
- by 佐藤司
- at 21:48