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Profile

通称:株式会社ジェイコス
誕生日:2005年4月1日
出身地:三軒茶屋
現住所:麹町
職業:Webコンサルタント

2015年2月26日

無料で使用できる『日本語文章校正ツール』は本当に"使える"のか。その驚くべき結果とは!?

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ササッとブログフォームに文章を入力し、クリックひとつでインターネット上に掲載!
記事をアップする操作が便利になったからこそ徹底していただきたいのが、掲載前に文章校正を行うこと。

「校正の知識がないからムリ」という人でも心配はいりません。PCだけでなく、iPhoneやスマートフォンでも利用できる、Webの校正ツールを使えば誰でも簡単にチェックが可能です。

Web校正ツールは、文章を入力し、クリックひとつで言葉の間違い、誤字脱字、不適切な表現を指摘し、正しい表現を示してくれるという優れもの。今回は、人気の校正ツールを実際に使用し、特に機能面で優れていた『日本語文章校正ツール』https://www.japaneseproofreader.com/ をご紹介します。「具体的な校正機能とその精度」も解説していますので、使用感も伝わるはずです。ぜひ、参考になさってください。


【日本語文章校正ツールとは?】

日本語文章校正ツールは、Yahoo! JAPAN 校正支援Webサービスを利用してテキストを解析する、無償のWeb校正ツールです。インターネットに接続している環境で、校正したい文章を指定箇所に貼り付け、チェックボタンをクリックするだけ。最大1万文字までチェック可能ですが、4千文字未満を推奨しています。

20150209 toolkousei 8.jpg






















【チェックの項目は?】

サイト内において、「凡例と修正のガイドライン」が定められており、誤字脱字などの基本的な表記ミスや品質チェック基準の詳細が確認できます。
詳細は、以下の通りです。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~~*~*~

≪レベル1(基本)≫

*誤字・誤変換
  人事異同 ⇒ 人事異動

*言葉の誤用
  的を得る ⇒ 的を射る

*禁忌・不快語
  〇〇女史 ⇒ 〇〇さん
  やばい  ⇒ まずい

*外国地名表記の間違い
  モルジブ ⇒ モルディブ

*固有名詞表記の間違い
  キャノン ⇒ キヤノン

*人名表記の間違い
  ベートーヴェン ⇒ ベートーベン

*登録商標など不用意に使うべきでない用語
  セロテープ ⇒ セロハンテープ

*ら抜き言葉
  食べれます ⇒ 食べられます

*機種依存文字
  ① ⇒ 1


≪レベル2(難読)≫

*仮名表記が望ましい当て字
  上手く ⇒ うまく

*常用漢字表外の漢字
  遙かに ⇒ はるかに

*略語
  消団連 ⇒   全国消費者団体連絡会(消団連) 
          or 消団連(全国消費者団体連絡会)

*一般的にはより平易な表記が望ましい言葉
  Web   ⇒ ウェブ
  曖昧  ⇒ あいまい


≪レベル3(品質)≫

*二重否定
  ~できないでもないです ⇒ ~できます

*助詞不足
  学校行く ⇒ 学校に行く

*冗長表現
  財産にすることができます ⇒ 財産になります

<引用元>https://www.japaneseproofreader.com/hanrei.html

*~*~*~*~*~*~*~*~*~~*~*~

【校正ツールでテストを実施】

ガイドラインを参考に、あえてさまざまなミスを入れたサンプル文章を作成、テストを実施しました。
校正基準は、全てにチェックを入れた状態とし、ツールが持つ最大限の校正力を試しています。

≪入力文章≫

20150209 toolkousei 1.jpg
















≪実際の画面≫

20150209 toolkousei 3.jpg




























【校正ツールのテスト結果】

結果は下記の通り、全部で9ヶ所のミスが指摘されましたが、全てのミスをチェックすることはできませんでした。

≪ツール校正結果画面1 ≫

20150209 toolkousei 5.jpg
















≪ツール校正結果画面2 ≫

20150209 toolkousei 4.jpgのサムネール画像





















【テスト結果を分析】

ガイドラインで設定された項目は、一部を除き、指摘される結果となりましたが、中にはチェックできなかったものも存在します。

そこで、ツールでチェックできなかった箇所15ヶ所を整理してみました。

20150209 toolkousei 2.jpg
















★青のライン  ⇒ ツールの校正結果でミスと指摘された部分。

★黄色のライン ⇒ ツールの校正結果でミスと指摘されたが、
             修正の必要がないと思われる箇所

★赤のライン  ⇒ 人の目でチェックし、上記以外でミスと判断できる部分。


≪ツールでチェックできなかった内容≫

*小書きの仮名が望ましい文字

  インターネツト ⇒ インターネット

*カタカナ続きの場合の格助詞の挿入

   ブログアップ ⇒ ブログをアップ

*「い」抜き言葉

   増えてますが ⇒ 増えていますが

*パソコンによる変換ミス

   返還 ⇒ 変換
  応え ⇒ 答え
  以来 ⇒ 依頼
  構成 ⇒ 校正

*「ず」と「づ」の使いわけ

  ずいて ⇒ きづいて

*動詞の語幹と名詞の区別

  間違え ⇒ 間違い

*カタカナ表記にするべき言葉

  ゆーざー ⇒ ユーザー

*ひらがなが続くと、「禁忌・不快語」が判断できない
 (ガイドラインではチェック可能となっている)

  やばい ⇒ まずい

*「ら抜き言葉」 (ガイドラインではチェック可能となっている)

  見れなく ⇒ 見られなく

*不自然な言い回し

  ~ようにすることができるでしょう ⇒ ~ことができるでしょう
  ~します場合             ⇒ ~する場合
  ~があるのでしょう          ⇒ ~があるでしょう


【参考:その他の校正ツールでのテスト結果】

もうひとつ、人気の高い校正ツールにEnnoがあります。こちらにも同様の文章を入力してチェックしてみたところ、以下のような校正結果になりました。

今回のサンプル文章に関しては、チェックできた箇所は3ヶ所のみ。
『日本語文章校正ツール』の性能には、及ばなかったようです。
しかし、日本語文章校正ツールが発見できなかった箇所を1ヶ所発見する、という面白い結果となりました。( ゆーざー ⇒ ユーザー)

★Enno
http://enno.jp/

≪画面≫

20150209 toolkousei 7.jpg













≪校正テスト結果≫

20150209 toolkousei 6.jpg













【まとめ】

ミスのない文章を作成し、読みやすさなどの見直しも行ったから大丈夫!と思ったとしても、人によるチェックでは、気づかない思い込みやうっかりミスによる間違いは起こりがちです。どうしても個人の能力に左右される部分があるので、ミス0を目指すには、複数の目によるチェックや、時間が必要となるでしょう。

一方、ツールの場合は、機械的にチェックするので、あらかじめカスタマイズされた設定に関しては、おおかたのミスをピックアップしてくれます。その点は、ある程度安心できますが、人の目でなければ発見できないグレーゾーンが多く存在するのも事実ですね。それぞれにメリット・デメリットがあるといえるでしょう。

上記を踏まえ、記事校正は効果的に行うことが望まれますが、今回ご紹介したWeb校正ツールを、時間がないときの最終チェックとして利用すれば、最低限の恥ずかしいミスだけは防ぐことができそうです。また、人による見直しと、この校正ツール(できれば複数)を組み合わせて活用すれば、より完璧を求めることも可能ですね。使う側が、時と場合に応じて臨機応変に使い分けることができれば、そのメリットを最大限に活かすことができるのではないでしょうか。









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2015年2月17日

知っておきたい!ブログ記事の「校正」方法

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ブログを書き、サイトにアップする前には、決して無視できない「校正」作業があります。個人であれ、企業であれ、多くの人の目に触れるネット上にアップするのですから、読みやすい文章、ミスのない文章を心掛ける必要があるでしょう。
 
特に、企業の場合は、注意が必要です。誤字脱字の多い文章は、それだけで、商品、サービス、そして企業そのものの信頼・信用を失い、大きな損失につながりますので、決められた手順にのっとって、きちんと校正することをおすすめします。
 
では、「校正」と聞いて、どのような作業が思い浮かぶでしょうか。パソコンの画面上でサラッと読み流す作業だけでは、本来の校正とはいえず、不十分です。きちんと紙に印刷し、出版業界で使用されている「校正記号」を使って行うことが理想といえます。

 
理由は2つ。


★修正の指示をする人から修正作業をする人への指示が、
  正確に行われるようにするため


★校正するべき内容を簡略化するため


 

文章を作成した本人が自ら校正しても、間違いに気づきにくいため、別の人がチェックしたほうが、校正効果が高まります。以下にご紹介する校正記号を用いて、正確かつ効率的に校正し、読み手にとってわかりやすい文章を提供しましょう。


【STEP1】校正の流れを理解しよう

「校正」とひと口にいっても、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

1.誤字・脱字のチェック

 印刷された活字とはっきり区別するために、
 赤色の筆記用具を利用します。

2.原稿の中で矛盾がないか、内容をチェック

   記事に中に、誤りや矛盾があっては大変です。
  つじつまが合うか、意味は通じるか、
  内容のチェックも校正時に行います。


【STEP2】校正記号を覚えよう

≪校正記号の種類≫

*主記号         
  JIS(日本工業規格)で規定された、
  文章の修正方法を指定する記号。
   文字の変更・挿入・削除・改行・書式設定などの指示に使用。

*併用記号     
  どのように直したらよいのかを具体的に指示する記号。
  文字サイズ・ルビ配置・半角全角などの指示に使用。
 
*引き出し線    
   間違っている箇所に引く線。

 ①修正する文字から修正する箇所付近の余白に引き出す。
      字にかからないように注意。
 ②線の先に、正しい文字を書き入れる。


≪校正記号の使い方≫

*誤字を修正する

 ①間違った箇所に斜線を引く。
    2字を超える場合は、
  最初と最後の文字に斜線を引き、
  横線でつなぐ。

 ②引き出し線を引き、
  その先に正しい内容を書く。

                                                               
校正12.jpg
*削除するが、スペースはそのまま

 ①間違った箇所に斜線を引き、
   引き出し線を引く。

 ②「トルアキ」と記入。

                                
20150204kousei15.jpg
*削除して詰める

 ①間違った箇所に斜線を引き、
     引き出し線を引く。

 ②「トル」または「トルツメ」と記入。
                                       
                                  
20150204kousei16.jpg
*スペースを詰める        

 ①スペースに「∧」と書き、その上に「ツメ」と記入。

                   
                     
20150204kousei17.jpg
*文字や記号の挿入

 ①挿入する箇所に「∧」または「∨」を記入。
 ②引き出し線を引き、その先に内容を書く。
 ③文字を2本線で囲む。

                                                                   
校正4.jpg
*文字の入れ替え

 ①文字を入れ替えたい箇所に、
  「S」を横向きにした形の記号を入れる。
  もしくは、対象の文字それぞれを
  〇で囲み、双方向の矢印を書く
                          
                                        
20150204kousei 18.jpg
*小書きの仮名に修正する

 ①「∧」で対象の文字を囲む。
  「小サク」と丸囲みして書いてもよい。

                    

校正3.jpg
*小書きの仮名を大きくする    

 ①「∨」で対象の文字を囲む。
  「大キク」と丸囲みして書いてもよい。

                        
             
20150204kousei19.jpg
*ルビを入れる     

 ①対象となる文字の上に線を引く。
 ②引き出し線を引き、ルビを書く。
 ③ルビの上に「⌒」をつける。

                             
                                             

校正5.jpg
*サイズ変更       

 ①変更したい箇所の上に「⌒」を書く。
 ②変更後の文字サイズを書く(〇ポ)。
 
                                 
20150204kousei20.jpg
*大文字・小文字の変更  
 ①変更したい箇所の上に「⌒」を書く。
 ②「大」もしくは「小」を書き、〇で囲む

 ※大文字にする場合は、
   対象箇所の下に三本線を引いてもよい。

                                        
20150204kousei21.jpg
*半角(全角)あける

 ①あけたいところに「∨」を入れ、
  「半角(全角)アキ」と書く。

         
*改行する                    
20150204kousei22.jpg

 ①改行したい箇所に、
     階段の形をした記号を入れる。
  
     改行した行頭は字下げする。
     しない場合は「下げず」と記入。

 
20150204kousei23.jpg
*改行された行頭と前の行をつなぐ

 ①文末と行頭を線でつなぐ

              

校正8.jpg文字の位置を下げる

 ①下げたい文字を、
   記号(右サンプル)で囲む。




 
*文字の位置を上げる               
校正6.jpg

 ①文字を上げたい左端に縦線を引き、
    その中心から文字まで横線を引く

                                    

                                        
【サンプル】

≪校正例≫
                         
20150204kousei14.jpg      

≪校正後≫

20150204kousei13.jpg


この他にも、校正記号はありますが、パソコンで書くブログ記事の場合、この程度の校正記号を知っていれば、十分校正が可能です。あとは、慣れることで素早くチェックすることができるようになります。

企業、そしてあなた自身の信頼性を維持するためにも、「書いたら校正!」これを当たり前のルールとし、魅力的な文章に仕上げましょう。






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2014年10月 3日

【文章を書くテクニック】 インタビュー記事の作り方

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インタビューをして、それを記事とすることがあると思うのですが、意外にインタビュー記事って作るのが難しいですよね。
インタビューする際も質問内容に頭を悩ませがちですし、いざ書こうと思っても文章の構成が見えづらくなってしまうなど、よくある話です。
今回はインタビュー記事の作り方をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。


■質問の考え方
 
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まず質問を考える際に、インタビューの目的を知ることから始めていきましょう。
インタビューを受ける対象が「何を伝えたいのか」「読み手にどのようなイメージを持ってもらいたいのか」などを考えると、ゴールとなる「話の目標点」が見えてくるでしょう。

最初に据えたゴールへと記事を導いていくために「文章をどのような構成にするべきか」「その構成にするためにはどのような質問をするべきか」 と逆算していくと質問が考えやすくなります。
そのためにもしっかりとインタビューの目的を把握しましょう。


■効果的なインタビューの方法

インタビュー次第で記事の内容が大きく変わっていきます。最も大切な工程といっても過言ではありません。
だからといって気負い過ぎないようにしましょう。
質問を沢山考えてきたのは良いのですが、自分に余裕がなくなって矢継ぎ早に質問をするようだと相手は疲れてしまいます。
相手が緊張している可能性もあるので、ゆっくりと、世間話を交えながら話すと良いでしょう。お互いの緊張もほぐれて、自然なインタビューをすることが可能です。

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インタビューをする際には「一問一答」にならないように意識して進めていきましょう。
会話というキャッチボールをすることで想定していた以上のお話が引き出せることがあります。つまり、会話によってインタビューの価値が高まるかもしれません。

義務のようなインタビューはインタビューそのものの質を低下させることにもつながります。
人と人とのコミュニケーションを重視してインタビューをしましょう。


■インタビュー記事の書き方
 
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記事を書く前にインタビュー内容を整理しましょう。
インタビュー記事だからと言ってそのままの順番で書き起こすというわけではありません。
最初に定めた最終目標を際立たせるための構成にすることが大切です。

基本的に伝えたいことは最後に書くことをオススメします。読み手に強く印象を与えるからです。
そして、冒頭部分はオチの部分と真逆のことからスタートしましょう。
例えば、「成功」をインタビュー記事で最もアピールしたい場合の冒頭は、対比となる話を書いてください。
「昔はダメだった」「失敗の連続だった」と書くことで、現状をより強く印象付けることができます。

インタビュー記事だとしても読み手からしてみると「読み物」「物語」の一種で、興味を引くような内容が求められています。
そのために、起承転結のある記事を書くことが読み物としても、インタビュー記事としても需要のある文章だと言えるので、意識して書いてみましょう。






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2014年5月15日

紙媒体とどう違う? Webコンテンツのライティングについて

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Webでのコンテンツ制作には、Webという媒体の特性に適したライティングが必要になります。

紙媒体など既存のメディアにおけるライティングとまったく異なるものではありませんが、一部、Webのライティング独自の方法やコツがあるのも事実です。

ここではWebライティングで押さえておきたいポイントをご紹介します。


■ Web媒体と紙媒体の違いは?

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Webという媒体は、雑誌や書籍などの紙媒体とどういった点が異なるでしょうか。

例えば、自分がユーザとして次の長期休暇の旅行先についての情報を集める場合のことを考えてみましょう。

行きたい場所や見たい物がすでに決まっている場合は、Webの検索性の高さや、さまざまな視点からの口コミ情報の多さなどは便利なものです。

一方で紙媒体の場合は、必要な情報がその雑誌にあるかどうか、あるとしたらどのページにあるのかを確認するために手間を要してしまいます。また、情報量が少ないため詳しく知りたい時に役立たないことがあります。

逆に、おおざっぱな目的地だけが決まっていて、いろいろな情報をざっと眺めた中から旅行プランを練る段階では、紙媒体のガイドブックの方が圧倒的に使いやすく便利に感じるはずです。これは、紙媒体の見やすさ(視認性の高さ)、パラパラとめくって眺められる一覧性の高さ、1冊の媒体として一貫したコンセプトに基づく編集などの要因によるものだと言えます。

一方でWebは画面の大きさなどによって見え方が異なり、見づらいことも多く、一覧性が低いという特徴があると言えます。また、Webサイトという枠組みでのコンセプトや文脈とは関係なく、検索エンジンなどから直接記事にアクセスする読者が多いのも特徴です。

Webでは、こうした媒体の特徴を踏まえたライティングが必要になります。




■Webライティングではコピーがより重要に

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Web媒体の特徴を踏まえて大切になるのは、「本文よりも見出し」「見出しよりもタイトル」というように、パッと目に入って一瞬で理解できる「コピー」の部分がより重要になってきます。
「コピー」とは「キャッチコピー」の略称で、簡単にいえば「消費者のこころを掴む文章」を言います。

媒体で言えば駅売りのスポーツ新聞の一面の大げさな記事見出しや、電車内の週刊誌の中吊り広告の煽情的な記事見出しが「コピー」です。ああした表現は、記事内容に興味を持たせ媒体を購入してもらうためのテクニックです。そういう部分に出てこない見出しなどについては、すでに媒体を購入した読者に対するものなので、そこまで凝った表現やトリッキーな表現である必要はありません。

Webライティングの場合は、検索エンジンにインデックスされる記事のタイトルや、記事ページにアクセスした時ユーザの目に触れる記事内の見出しすべてに、ある意味「中吊り広告的な」工夫や表現が必要になります。読み始めてもらうためにも、読み続けてもらうためにもコピーライティングに力を入れることが肝心です。

ただし、あまりに見かけ倒しなコピーや、内容と適していないコピーは「釣り」となってしまい、アクセスしたユーザの期待に応えることができない結果に。記事の趣旨との整合性も十分に考慮しましょう。


■従来のライティング常識とは異なる部分も

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従来の媒体におけるライティングでは、語彙の豊富さや、ひとつのことを表現するための言い換え表現の多さ、正しい文章表現などが良い文章に欠かせないものとされてきました。
こうしたライティングの技術や手法については、Webでのライティングにも不要というわけではありませんが、Webライティングでは最優先事項にならない場合も多くあります。

ひとつの物事を表現する言い方や単語を言い換えることなく見出しや本文内に繰り返し含めることは、SEOを意識したWebライティングでは基本的な手法となります。

また、記事のターゲットによっては、必ずしも正確な言葉づかいよりも、その層が日常使いそうな言葉づかいを優先する必要があります。検索に使われるのは、ターゲットが日頃使っている言葉づかいだからです。

箇条書きの多用などは、紙媒体の本文ではあまり用いられませんが、紙と比べて視認性の低いWebライティングでは積極的に取り入れる方法です。

このように細かい違いはありますが、読みやすく伝わりやすい文章が求められるという基本的な点は従来の媒体と変わりません。Webならではの表現手法を取り入れつつ読みやすい文章の作成を心がけましょう。












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