お問合せ株式会社ジェイコス
TEL 03-5428-8733

Webコンサルティング会社、首都圏(東京)を中心に戦略的なホームページの制作、Webマーケティングをご提供

Webコンサルティング.jp HOME > Blog Top > <04>Webデザイン

Profile

通称:株式会社ジェイコス
誕生日:2005年4月1日
出身地:三軒茶屋
現住所:麹町
職業:Webコンサルタント

2016年4月25日

やみくもに使うのはNG! レスポンシブウェブデザインを採用するべきシチュエーションと、Web担当者が押さえておきたいメリット・デメリット

Responsive 9-01.jpg

数年前からWebデザイン業界で話題になっている「レスポンシブウェブデザイン」。
検索してみてもWeb制作者向けの記事が多く、Web担当者の方はそのメリット・デメリットについて分かったような分からないような...というケースが起こりがちです。
本記事ではテクニカルな要素は極力排除し、企業のWeb担当者の皆様目線のレスポンシブウェブデザインのメリット・デメリットをご紹介します。


これだけは押さえたい!重要ポイント
・レスポンシブウェブデザインは、OSやブラウザではなく閲覧画面の横幅でレイアウトやデザインが変わる
・URLが単一、Googleからの評価が高い等のメリットがある
・表示速度が遅くなる、デザインに制約が出る等のデメリットがある
・ターゲットユーザー、コンバージョン、運用体制等によって適しているかどうかは変わってくる
・ひとりで悩まず、専門家に相談してみましょう!


レスポンシブウェブデザインとは何か?

PCサイトとスマートフォンサイトを用意している場合、サーバ側がユーザーの使用している閲覧環境がPCかスマートフォンかを判断して、それに適したURLのページを表示します。
パソコンでは http://www.○○○.com/
スマートフォンでは http://www.○○○.com/sp/ のように、複数のHTMLファイルからどちらかを見せています。

ところがレスポンシブウェブデザインでは、URLを http://www.○○○.com/ のように1つに統一して、ユーザーが横幅何px(ピクセル)の画面(ブラウザ)で見ているか?だけを基準にしてデザインを決めることができます。
※PCから閲覧していても、ブラウザの横幅をスマートフォンくらいに狭めればスマートフォンと同じ表示になります。面白いですよ!

PC・タブレット・スマートフォン用の3つの区切り(ブレイクポイント)を設定しているサイトもあれば、
PC・スマートフォン用の2つの区切りだけ設定していサイトるサイトもあります。

例1: 3つ以上のブレイクポイントを設定しているサイト
早稲田大学 http://www.waseda.jp/top/

wasedapc.png
wasedatablet.png
20160219_001921000_iOS.jpg

例2: 2つのブレイクポイントを設定しているサイト
日本女子大学 http://www.jwu.ac.jp/sp/
jwupc.png
jwusp.jpg

先進的に見えるレスポンシブウェブデザインですが、Web担当者の皆様も導入に向けてしっかりとメリット・デメリットを押さえておく必要があります。
以下で紹介するメリット・デメリットとユーザー層を比べて、じっくり考えてみましょう!
現在お付き合いのあるWeb制作会社があるならば、そちらの担当者の方に相談してみても良いでしょう。


レスポンシブウェブデザインのメリット

  1. URLがひとつである
これはユーザーにとっても運営者にとっても大きなメリットになります。
SNSでシェアされたURLをクリックしたり、アドレスバーにURLを直打ちした場合でも、閲覧環境に適合したデザインのサイトが表示されます。
レスポンシブウェブデザインを採用すれば、
スマートフォンから閲覧しているのにPCサイトが表示されてしまった
→ユーザーにとってストレスとなり、すぐに離脱
といった機会損失を防ぐことができます。

  1. PCサイトとスマホサイトが一気に更新できる
こちらは主に運営サイドのメリットです。
レスポンシブウェブデザインのサイトは1つのHTMLに複数のCSSを組み合わせて構成されています。
1回だけHTMLの更新や修正を行えば、PCサイトも(タブレットサイトも)スマホサイトも全てが更新されます。

PCサイトとスマホサイトを別々に持っていたら、HTML・CSSが2つずつとなります。
更新や修正を行う場合2回ずつ行わなければなりません。
レスポンシブウェブデザインの場合、この手間や、片側だけでの更新・修正ミスを回避することができます。

  1. Googleの「モバイル対応」認定を受けやすい(SEOで有利!)
あなたの運営するWebサイトをGoogle検索してみましょう。「モバイル対応」の文字は付いていますか?
昨年から、GoogleはモバイルフレンドリーなWebサイトを高評価すると発表しています。
その中でも、「URLがひとつ」で「HTMLファイルがひとつ」なレスポンシブウェブデザインを採用したWebサイトはユーザーにとっても利便性が高いと判断され、Googleから高く評価されます。
検索結果で上位表示される可能性が高くなるということにつながります。
いわゆるSEO的観点で有利!ということです。


レスポンシブウェブデザインのデメリット

  1. 1つのファイルだからといって、安い訳ではない
先述のように、レスポンシブウェブデザインのWebサイトは1つのHTML・CSSで構成されています。
それではPCサイト・スマホサイトを別々に作るよりも制作費が安いのか?というと、そうとは限りません。
むしろ、横幅ごとの切り替えの対応や確認等にコストがかかり、レスポンシブウェブデザインの方が高額となる可能性もあります...。

  1. データが重くなり、表示が遅くなる可能性あり
スマホサイトはPCサイトよりも情報量が少なくなりがちです。
例えば、横幅○○○px以下の環境で閲覧する場合は有用性の低いサイドバーのコンテンツは非表示にしましょう、という設定をすることがあります。
また、画像のサイズも小さいものになったりしますね。
それでもスマートフォンが読み込むファイルはPCサイトと同じ量。
サイトの仕様によっては、スマートフォンユーザーから「あれ?このサイト重い...」という感想を持たれることがあるかもしれません。
ユーザーにとってストレスになるとともに、離脱のリスクにもつながります。

  1. スマートフォンからPCサイトが見られない
スマホサイトからだと情報量が少ないことを予想したユーザーや、以前そのサイトをPCから訪問したことのあるユーザーは、スマートフォンからもPCサイトを見たいと言った場合があるでしょう。
PCサイトとスマホサイトが別々であればPCサイトとスマホサイトを行き来することができますが、画面の横幅で表示される要素やデザインが全て決められるレスポンシブウェブデザインではそうはいきません。
「あえて」スマートフォンからPCサイトを見ることができなくなってしまうということです。

  1. デザインに制約ができてしまう
レスポンシブウェブデザインは万能ではありません。
PCから見た時に最もユーザーにとって使いやすいデザインと、スマートフォンから見た時に最もユーザーにとって使いやすいデザインが、1つのHTMLファイルから実現できるとは限りません。
レイアウトやデザインを修正したい場合、まるごとHTML・CSSを書き換える必要があるのです。


レスポンシブウェブデザインを採用するべきシチュエーション

デメリットもあるレスポンシブウェブデザイン。
それでもメリットがデメリットを上回り、コストパフォーマンスが良いと判断できれば採用したいですよね。
どんなシチュエーションがレスポンシブウェブデザインに向いているのでしょうか?

マルチデバイスにおいて、SNS等ユーザー間でのシェア(拡散)を狙っている場合
→URLが単一なことがマルチデバイス拡散の際に有利に働きます。キャンペーンサイト等で採用すると良いでしょう。
 ただし、広告用LP等で表示速度第一だったり、ターゲットがPC・スマホどちらか決まっている場合は話が別になります。
 よく考えて決めましょう!

デザイン面以外の更新・修正が多い場合
→内容の更新・修正、ページの追加が多い場合は、一度の修正でPCサイトもスマホサイトも更新・修正できるレスポンシブウェブデザインが有利に働きます。
 自ら運用を行う場合はレスポンシブウェブデザインの方が手間がかからないかもしれないですね。

Webサイトの大幅なリニューアルを行う場合
→GoogleはモバイルフレンドリーなWebサイト、特にレスポンシブウェブデザインのWebサイトを高く評価しています。
 既にPCサイトを持っていてスマホサイトを新しく構築する場合は別々でも構わないかもしれませんが、PCサイトもリニューアルしてモバイルフレンドリーに対応したい場合は、SEO的観点も踏まえてレスポンシブウェブデザインを検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

ここで冒頭に示した重要ポイントを振り返ってみましょう。

・レスポンシブウェブデザインは、OSやブラウザではなく閲覧画面の横幅でレイアウトやデザインが変わる
・URLが単一、Googleからの評価が高い等のメリットがある
・表示速度が遅くなる、デザインに制約が出る等のデメリットがある
・ターゲットユーザー、コンバージョン、運用体制等によって適しているかどうかは変わってくる
・ひとりで悩まず、専門家に相談してみましょう!

本記事がレスポンシブウェブデザインの導入に向けた一助となれば幸いです。

また、レスポンシブウェブデザインを採用するか否かは問わず、スマートフォン用のサイト構築は今後必須となっていくでしょう。
BtoCサイト、CtoCサイトの多くでスマホサイト構築やアプリ展開が進んでいます。
PC閲覧が多いBtoB企業のWeb担当者様も、今一度スマートフォン対応について検討してみてはいかがでしょうか?

WebConsulting.jpでは、スマートフォンサイト構築相談を無料で行っております。
どんな質問でも分かりやすくお答えします。是非お気軽にお問合せくださいませ!







« »

2016年3月28日

パララックスを使いたい人必見!メリット・デメリットと思わず触ってしまう商品紹介ページ・採用サイト


20160229102253.jpg
数年前からWebデザイン業界で流行している「パララックス(視差効果)」

スクロール操作に合わせて各々の層で別のアニメーションが起こったり、違う速度でスクロールされるように見えて奥行きが感じられるエフェクトに使われている手法をパララックスといいます。

単語を聞いてピンと来なくても、実際のサイトを見れば「これだったのか!」と思うはずです。


パララックスがもたらす効果

まずは1つ例を見てみましょう。最後までスクロールしてみてください!

tokyu.png

普通の告知サイトよりも洗練されて、おしゃれな印象を受けませんか?
見た目が美しく、能動的な操作であるスクロールを使って画面に効果を与えることで、ユーザーはコンテンツに入り込みやすくなります。

自社サイトにも導入してみたいな、と思いましたか?
パララックスは使う場面によっては非常に良い効果もありますが、単におしゃれなだけではユーザーには響かず、提供側も利益を得ることができません。
それどころか使いづらさを感じさせてしまったり、離脱を増やしてしまう場合もあります。

メリット・デメリットを押さえて、有効活用しましょう!


パララックスのメリット
・Webページにストーリー性を持たせることができる
・「カッコいい」「おしゃれ」「先進的」「綺麗」等のポジティブなイメージを与えることができる
・スクロール操作に飽きを感じさせず、ユーザーに能動的にスクロールをさせることができる

パララックスのデメリット
・Webページに含まれる情報が多くなり、表示が重くなる
・上手く使わないと見た目に気をとられてしまい、肝心の情報が伝えづらくなる
・パララックスに隠されて、ユーザーが一目でアクセスしたい情報に辿り着きづらい場合がある


パララックスを有効活用しまくりの「Nikon」!

今回注目したのはカメラメーカーの「Nikon」
製品ページに多くのパララックスを使って、閲覧したユーザーがNikonの世界観に入り込んでいくストーリーが出来上がっています。
お手本となるようなNikonの製品紹介ページをどうぞご覧ください!


Nikon 1 AW1
nikon1aw1.png

パララックスを使ったNikonのページで最も有名なのがこちらなのではないでしょうか?
ページの読み込みには少々時間がかかりますが、とにかく凝った作りになっています。
防水・耐衝撃・寒冷地対応といったNikonのカメラの機能性をパララックスで表現し、スクロールした最後には購入ページへのリンクボタンが設置されています。
ページ全体のデザインは青基調ですが、「耐衝撃」等のシーン別で様々な色を仕様しているので、視覚的にも飽きがありません。


Nikon D5
nikond5.png

こちらは高級なデジタル一眼レフカメラ。
コンテンツは左から「スペック」「インデックス」「ギャラリー」。
パララックスが使われているのは横移動の時の動作と、「インデックス」の縦スクロール。
ユーザーからしてみれば、例えどんなに製品紹介ページが綺麗であっても、ここまでの高額製品を購入するときは、じっくり情報を見て決めたいもの。
余計なページには一切パララックスの要素を入れていない、引き算を上手く使ったページです。


Nikon 1 J5
nikon1j5.png

このページでは3カラムを採用しています。
メインとなる製品情報を示す半透明のカラムが実際のスクロール速度で動き、7つのスペックを紹介するごとに左カラムの背景が切り替わります。
更に、右カラムはボディの2色を交互に紹介するという、見ていて驚きが途絶えないつくりになっています。
使う色数を抑えているので視覚的にもうるさくなく、「ちょっと検討してみようかな」という気持ちになりますね。


Nikon COOLPIX 2015 春モデルキャンペーン

nikoncoolpix.png

比較的廉価なデジタルカメラの春モデルを比較できるキャンペーンサイト。
このページで面白いのは、スクロールではなくPCのカーソルボタンで操作ができること。
(ページを表示すると、最初にカーソルボタンで動かすように指示が出ます!)
戻る、進む...を繰り返さずとも簡単に商品の比較ができる、ユーザーにやさしい作りになっています。

全体的に、価格帯やターゲット層に合わせてパララックスの使い方も変えているのが特徴的です。


採用サイトでもパララックスが力を発揮!

今までは商品紹介をしてきましたが、次は自社の紹介でユーザーの心を掴んでみましょう!
採用サイトでもパララックスが使われている場面が多々あります。

株式会社エー・ピー・カンパニー採用サイト
apcompany.png

飲食店や食品販売店の経営をしている株式会社エー・ピー・カンパニー。ファーストビューに大根がチラッと見えるのが可愛いくてスクロールをしたくなります(笑)。
上部のエントリーボタンとメニューボタンは固定。エントリーしたい!と思った時にいつでもエントリーできます。


株式会社アイスタイル
istyle.png

ひたすらトップの右画面を下へスクロール!ストーリーが進んでいって、引き込まれるつくりになっています。
反対に左のサイドメニューから各ページに飛ぶと、パララックスは控えた読み込めるページが現れます。
パララックスの足し算と引き算をうまく組み合わせた採用サイトになっていますね。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
パララックスは上手く使えば直接のコンバージョンのみならず、ブランディングや新規ファン獲得にも使えます。
今回紹介した商品紹介のキャンペーンサイト、採用サイトのようなサイトでは特に力を発揮するのではないでしょうか?
パララックス導入、その他デザイン手法のご相談も、WebConsulting.jpにて承ります!






« »

2015年3月 4日

「Ⓒ」それとも「copyright」?正しい著作権(コピーライト)表記はこれ!



Copyright0302-3.jpg


いろいろなWebサイトで見かける、著作権を表示するための(C)というマーク。

見比べてみると、「(C)」「Ⓒ」「copyright」や「copyright (C)」と両方記載されたものなど、表記方法がまちまちであることに気づくはずです。

中には、その目的や必要性を知らずに使用しているケースもあるのではないでしょうか。

そこで、Webサイトを作成するにあたり、必ず押さえておきたい著作権のポイント、および、その正しい表記方法について、ご紹介しましょう。



【著作権とは?】

この著作権は、知的財産権のひとつで、著作物を保護することを目的としています。
「著作者の権利」と「実演家の権利」に分けられ、特に注意したいのが、前者の中の「著作財産権」です。

これは、著作者の許諾なしに、著作物を複製(コピー)したり、公衆(不特定、もしくは特定多数)に伝達したりすると、著作権法に基づき罰せられるというものです。

この著作物とは、文化的な創作物(音楽、絵画、小説、映画など)のことをいい、創作した時点で、自動的に著作権が発生しますので、特別な手続きは必要ありません(無方式主義)

ただ、自分が創作したものであることを主張する必要がある場合は、そのことを証明できるものを保管しておくとよいでしょう。



copyright-389901_0302.jpg


【Webサイト開設の際、注意すべきこと】

Webサイトを作成する際は、著作物を使用する者、また、著作物をつくる者の両方の立場で、注意すべきことを踏まえ、作成します。


★著作物を使用する立場

企業(他人)のWebサイトなどの画像や動画、文章などを、著作者の許可なく使用することは、著作権法で禁止されています。

そのため、Webサイトを作成する場合、その責任者であるオーナーはもちろん、Webページ作成業務を委託された外注業者も、他人の著作物の使用にあたっては注意が必要です。

さらに、完成したWebページの閲覧者も、その中に掲載されている情報を使用する場合は、注意しなければなりません。

たとえば、以下のような行為が禁止事項にあたります。


≪禁止事項例≫

*他人のつくった文章、画像、音楽などを無断で使用すること。

*著作者の同意を得ずに、著作物に修正などを加えること。
 (他人のWebサイトなどのリンクを無断で貼る行為は、
  著作権侵害にはなりません)


  しかし、下記のように、
  著作物の引用元(出典)を明記することで、
  著作者の許可なく利用することができます。

  ↓ ↓ ↓

 ※インターネットからの引用
  (著者名、サイト名、ページタイトル、ページURL、対象ページの最終更新日、
   引用した日付)

 ※書籍からの引用(著者名、題名、出版年、出版社、引用ページ)



★著作物をつくる立場
 

著作者(著作物をつくった人)は、自分の著作物を、他人が無断で使用することを禁止することができます。たとえば、Webサイトの作成者である企業がこれにあたります。ちなみに、Webページ作成を委託された外注業者は、これには該当しません。

このとき、著作物を作成した時点で著作者に権利が発生しますので、必ずしも「著作権表示」をする必要はありません。

しかし、これは、日本を含む無方式主義を採用している国での話であり、中には、一定の著作権登録が必要な方式主義をとっている国もあります。

インターネットは、日本のみならず、全世界に発信されるものですので、その点が気になる場合は、著作権の表示をしておくとよいでしょう。

万国著作権条約では、「『Cマーク』を表記していれば、方式主義を採用している国においても著作権が保護される」と定めています。

万国著作権条約3条1項に定められた正しい表示方法は、以下の通り。


   Ⓒ・著作権者名・第一発行年月日


このように表示することで、以下の内容を主張することができます。

  ↓ ↓ ↓

*明記された著作権者が創作したものであること。

*著作者の権利期間内であること。

*著作者の許諾なく複製を禁ずること



【Cマークは記載すべき!?】


現在は、日本を含め、ほとんどが無方式主義国であるため、Cマークを表記してもしなくても、法的には何の問題もありません。

しかし、実際は、多くのWebサイトに、このCマークが使用されています。

著作権を守るためというよりも、「著作権をさりげなくアピールするためにあえて使用している」「表記しなければならないと勘違いしている」というケースの方が多いのではないでしょうか。

ちなみに、2014年人気企業ランキング上位企業のWebページに記載されている著作権表記を見てみましょう。実にさまざまな種類があるのがわかります。

---------------------

*グーグル
 ©2011 Google 

*トヨタ自動車
 ©1995-2015 TOYOTA MOTOR CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

*ソニー
 Copyright 2015 Sony Marketing (Japan) Inc.

*リクルートホールディングス
 © Recruit Holdings Co., Ltd.

*全日本空輸(ANA)
 Copyright © ANA

*三菱商事
 © Copyright 2015 Mitsubishi Corporation. All Rights Res erved.

*パナソニック
 Copyright © 2015 Panasonic Corporation

---------------------

上記を見ると、前述した万国著作権条約3条1項に定められた表示方法
 「Ⓒ・著作権者名・第一発行年月日」で表記しているのは、クーグルとトヨタのみ。

つまり、著作権に関して表記するのであれば、万国著作権条約の規定通りでも構いませんし、「Copyright」「All Rights Reserved」「著作権者名」など、それを見た人がわかればOK!というニュアンスで使用しても差支えないでしょう。

いずれにしても、Webサイトを作成するにあたっては、これらのルールを理解したうえで使用する、という意識を持つことが大切ですね。








« »

2014年9月 2日

上達の近道! 参考になるwebデザインまとめサイト

20140826a.jpg


webデザインの勉強ってどうやるんだかイマイチわかりませんよね。
本を読んで、理屈を理解することも大切ですが、わからないことが多すぎる初心者の方にはそれすらも難しい可能性があります。

最初は他サイトのデザインを真似ることから始めてみましょう。
webには古いものから新しいもの、日本のサイトから海外のサイトまで膨大な量のサイトがあります。その中に必ずwebデザインの参考となるサイトがあるはずです。自分好みでもいいですし、webデザインにおいて評価が高いサイトでも良いでしょう。
そういったサイトを「模倣」することがwebデザイン上達への何よりの近道です。
今回は参考になるwebデザインのまとめサイトを紹介したいと思います。




20140826b.jpg





【webデザインまとめサイト】 MUUUUU.ORG(ムーオルグ)


20140826d.png

非営利目的のwebデザインポータルサイト。
オーソドックスなレイアウトで、かつ優れたwebデザインのサイトを多数掲載されているので、初心者から現場レベルのデザイナーまで参考にできるサイトです。


【webデザインまとめサイト】 WONDER BOOKMARKS

20140826e.png

webデザインのリンクサイト。
検索方法が多彩で、カテゴリやカラーだけではなく、サイトに使われている技術でも検索することが可能で、自分が求めているものを簡単に手にいれられるかもしれませんよ。


【webデザインまとめサイト】 I/O 3000

20140826f.png

webデザインギャラリーサイトで、webデザインに携わる方の参考となるサイトがたくさん紹介されています。
国内・海外問わず掲載されているので、新しい視点のデザインを模索している時に力になってくれるでしょう。


【webデザインまとめサイト】 Design Link Database

20140826g.png

管理人さんの主観で選ぶ「優れたwebデザイン」を紹介してくれるサイトで、種類も豊富。
個人運営のサイトですが、ツイッターでのフォロワー数は約3万4000人と人気の高さが窺えます。


【webデザインまとめサイト】 WPデザインギャラリー

20140826h.png

WordPress、オープンソースのCMSを使用したwebデザインを収集しているギャラリーサイト。
「良いデザイン」とは同一ではなく、個人差があるという考えから、取り扱っているwebサイトの種類は豊富です。


【webデザインまとめサイト】 bookma! V3

20140826i.png

投稿型のwebデザイン参考サイト。
厳正な審査を行い、掲載の可否を決定するとあるので、デザイン力が上がって自信のある方は投稿してみてはいかがでしょうか。





20140826c.jpg




« »

2014年8月25日

【スマホでも見やすいサイト作成】 有効な2つの方法

20140825a.jpg

webの環境はスマートフォンの出現によって大きく変わってきました。
今まではサイト閲覧者のほとんどがパソコンを使用していたのですが、スマートフォンの台頭によってwebを閲覧する方法が増えたのです。
しかし、パソコンサイトをスマートフォンで閲覧しようとすると、とても見づらいのが難点ですよね。

そのため最近ではスマートフォン専用サイトを別に作るか、レスポンシブwebデザインの活用が推奨されています。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、よく確認して利用しましょう。






スマートフォン専用サイト・レスポンシブwebデザインとは

スマートフォン専用サイトとはその名の通り、スマートフォンで閲覧するための専用サイトを作る手法です。
本サイトから誘導することでスマートフォンからも簡単にコンテンツを確認できます。

レスポンシブwebデザインとは、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、閲覧に使用する機器に応じて表示内容を最適な状態に切り替える手法。
基準はブラウザの横幅サイズで、「1200ピクセルのブラウザならばこの装飾」「480ピクセルのブラウザならこの装飾」と自動で振り分けてくれます。

この2つはスマートフォンでサイトを閲覧する層への対応策の主流となっています。






スマートフォン専用サイトのメリット・デメリット

20140825b.jpg

まず、レイアウトや内容などをパソコンサイトと違う内容で作ることが可能です。そういった融通が利く部分はメリットの1つです。そのため、スマートフォンユーザーに向けた内容のサイト制作が可能となります。

何よりスマートフォンに特化したユーザビリティですから、使いやすさが格段に良いですし、サクサクと閲覧できるというメリットもあります。
電話機能、GPSなどの機能と連動させることもできるので、ユーザーが求める情報をよりすばやく・わかりやすく伝えることが可能です。

デメリットはパソコンサイトとスマートフォン専用サイト、2つ分のコンテンツを作成しなければならないということ。つまり、手間・コストが増えるという部分でデメリットを感じる方が多いようです。

また2つのサイトはURLが別々で、お互い独立したサイトとなります。そのため、スマートフォンでパソコンサイトにアクセスした場合、スマートフォン専用のサイトに転送する設定をしなければならないという手間もあります。






レスポンシブwebデザインのメリット・デメリット

20140825c.jpg



この方法であればパソコンサイトのために作成したコンテンツ・素材を使いまわせます。
運用コストがかからないので、大きなメリットと言えるでしょう。
レスポンシブwebデザインの場合、URLが単一なので更新作業も一度で済みますし、スマートフォン専用サイトのような転送設定も不要です。

しかし、古いブラウザに対応していないことが多く、いわゆるガラケーなどでは閲覧が出来ないというデメリットが存在します。

いくら最適化されるとしても、パソコン用のソースコードを読み取る必要性があるので、表示スピードが遅くストレスを感じてしまう事も。
サイト設計やソースコードは比較的複雑になるので開発コスト・知識を必要とする部分もデメリットとして挙げられます。




この2つの方法を使い分けるにはサイトの閲覧方法の割合を確認することが何よりも大切です。

スマートフォンによる閲覧が多い場合は専用サイトを作ることが推奨されます。
パソコンによる閲覧の比重が多いけれど、一定数スマートフォンからの閲覧もある場合はレスポンシブwebデザインの導入がオススメです。

どちらの方法も一長一短ですから十分な検討が必要となります。

















« »